『その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学 (増補) ~アース,CDとハイレゾ,室内音響,ケーブル,アナログレコード,計測 ~ 』の詳細情報

その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学 (増補)
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タイトル その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学 (増補)
サブタイトル アース,CDとハイレゾ,室内音響,ケーブル,アナログレコード,計測
著者 [著者区分]岡野 邦彦 [著・文・その他]
出版社 コロナ社 レーベル
本体価格
(予定)
2300円 シリーズ
ページ数 168p Cコード 3054
発売予定日 2024-08-28 ジャンル 専門/単行本/電気
ISBN 9784339009941 判型 A5
内容紹介
音響学とオーディオは、非常に深い関連はありますが、同じではありません。オーディオは趣味性が高い世界なので、必ずしも物理学に支配される必要はなく、個人がよい音と感じればそれでよいのです。しかし、他人にとっては一般性のない経験則に支配されたり、未確認なことを確認済と錯覚してしまったりすることで、もっと近道があったのに、遠回りしてしまうなら、それは「趣味だから問題ない」とばかりは言えないのではないでしょうか。限られた資金と時間で、効率的に良い音を手にするには、科学的発想は少なくとも「便利」だ、というのが本書の趣旨です。
科学的というと、人に聞こえない2万Hz以上を再生するハイレゾは意味がない、とか、高価なオーディオ機器でも数値特性は同じだから、音が良いと思うのは錯覚だ、などの論調を想像されてしまうかもしれません。しかし、本書の趣旨はそういうものではないことを最初にお断りしておきます。安くても良いものはあるにしても、高価な機器でなければ絶対に聴けない驚愕の音も確かにあるのです。本書での筆者の提案は、論理に沿った「科学の作法」の導入です。例えば、音が変わったなら、科学的な理由を考えてみましょう。逆に、ある説について、「それは迷信だ」と思う前に、「本当なのだとしたらなぜか」と考えてみるのも大切です。
2024年の増補版では、「アナログレコードの科学」を追加しました。感覚的なアナログの魅力を伝えるのではなく、関連する科学、技術、根拠のある正しい調整法などを正確に伝える情報を中心に書き加えることで、本書の役割をさらに広げようと思いました。これが増補版の目的です。
本書が、読者の皆さんがより効率よくオーディオを改善していくための一助になることを願っています。

★各章について★(※詳細はコロナ社HPにてご確認ください)
1.アースと電源配線の科学:アースと電源配線の科学を解説します。アースを繋いだほうがよい場合と繋がないほうが良い場合があるのです。
2.CDとハイレゾの科学:CDとハイレゾの技術を実験結果を交えながら解説します。CDの音についてのよくある誤解についても、そのどこが誤解なのかを説明します。
3.SACDの科学と高音質の秘密:SACDを解説します。SACDの音が優れている理由は超音波まで出せるからではないのです。
4.室内音響の科学:室内音響とその調整を一般家庭での部屋の大きさを前提に解説します。単純な試行錯誤では遠回りになりましょう。ここでも科学的な思考が役立ちます。
5.接続ケーブルの科学:接続ケーブルの科学を解説します。ケーブルで音を調整する前に、まずは科学的に正しく接続しましょう。
6.アナログレコードの科学:アナログレコードの科学を解説します。デジタル機器より調整による音の変化が大きく、その科学を理解することは良い音への近道です。
7.あると役立つ測定機材:比較的低コストで入手できる測定機材とその使い道を紹介します。
目次
1. アースと電源配線の科学
1.1 アースとは何だろう
1.2 アースに関するQ&A
1.3 信号線のアースと電源のアース
 1.3.1 つなぐなら基本は一点接地
 1.3.2 アースと信号線の両方がループを形成する例
 1.3.3 電源プラグのアースはつなぐべきか
 1.3.4 電源配線はタコ足配線がよいかも
 1.3.5 家庭用交流電源の屋内配線
1.4 人間を接地する
1.5 アースと電源配線のまとめ

2. CDとハイレゾの科学
2.1 CDとハイレゾとは
2.2 CDとハイレゾに関するQ&A
2.3 CDに関する不可解な「常識」
2.4 サンプリングレートと信号の再現精度
2.5 D/Aコンバーターの波形は可聴域でも意外と異なる
2.6 サンプリング定理との関係
2.7 CDのエラー訂正への誤解
2.8 CDのパーフェクトリッピング
2.9 CDのエラー訂正の原理
 2.9.1 ビット,符号,フレーム
 2.9.2 エラー訂正のステップ
 2.9.3 エラー訂正のイメージ
 2.9.4 再生プロセス
 2.9.5 読み出しドライブによるエラー
2.10 CDとハイレゾのまとめ

3. SACDの科学と高音質の秘密
3.1 SACDとDSD
3.2 SACDとDSDに関するQ&A
3.3 1ビットDSDによるA/D変換の概念
3.4 なぜSACDは良い音なのか
3.5 SACDとDSDのまとめ

4. 室内音響の科学
4.1 音響調整が必要なわけ
4.2 室内音響に関するQ&A
4.3 定在波の特性
4.4 補正してもよい節といけない節
4.5 スピーカー配置や聴取位置による周波数特性変化
4.6 周波数特性の測定方法と測定機材
4.7 イコライザーの種類
4.8 イコライザーの接続
4.9 共鳴ピークの除去
4.10 オーディオにおけるdBの話
 4.10.1 dBの定義
 4.10.2 音圧を考えるときのdB
 4.10.3 アンプ類の入出力や増幅率(ゲイン)を考えるときのdB
4.11 ダイナミックイコライザーの効用
 4.11.1 音楽鑑賞中に聞こえるダイナミックレンジ
 4.11.2 写真の世界ではダイナミックレンジ調整は常識
 4.11.3 聴感上のダイナミックレンジ拡大
4.12 スピーカーグリルによる特性変化の実測
4.13 室内音響のまとめ

5. 接続ケーブルの科学
5.1 接続ケーブルの役割
5.2 接続ケーブルに関するQ&A
5.3 インピーダンスとは
5.4 接続ケーブルの種類と特徴
5.5 アナログ接続のインピーダンス
5.6 デジタル接続のインピーダンス
5.7 光デジタルケーブル
5.8 デジタル接続での信号ロスと補間の可能性
5.9 接続ケーブルのまとめ

6. アナログレコードの科学
6.1 レコードに関するQ&A
6.2 レコード再生の原理
 6.2.1 音溝の構造
 6.2.2 カートリッジの構造
 6.2.3 フォノアンプの周波数特性(RIAA規格)
 6.2.4 レコード針のいろいろな形状
6.3 レコードプレーヤーのアース
6.4 トーンアームの形状
6.5 インサイドフォースの力学
 6.5.1 インサイドフォースの発生原理
 6.5.2 インサイドフォースキャンセラー
 6.5.3 インサイドフォースは針の形状で変わる
6.6 カートリッジ傾きの調整と特性変化
 6.6.1 カートリッジのアジマスとは
 6.6.2 垂直アジマスの調整とその効果
6.7 レコードのダスト対策
6.8 フォノケーブルで音は変わる?
6.9 アナログレコードの科学のまとめ

7. あると役立つ測定機材
7.1 リアルタイムアナライザー(RTA)
7.2 マルチチャンネルオシロスコープ
7.3 赤外線温度計
7.4 レーザー式精密距離計

参考文献
あとがき
索引
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