目次 巻頭エッセイ フォークナーから突きつけられた究極の選択――呪いか魔法か●斎藤兆史
特集:ノンフィクショナル・サウス 南部怠惰病と公衆衛生的介入――二〇世紀初頭の病をめぐる生態系●平体由美 連邦作家計画――による想像と創造●越智博美 リチャード・ライトの歴史観 ──『一二〇〇万人の黒人の声』における階級と文化●木原健次 黒い太陽――ストライカー、シャーン、ニューディール文化生成●塚田幸光
リレー連載 アメリカ作家と〈南部〉 遠い南のくにから来た男 ――ジェイムズ・フェニモア・クーパーの『モヒカン族の最後の者』における南部●森有礼
特別寄稿 「デジタル・ヨクナパトーファ」概説●重迫和美
南部文学クラブ ささいなホームドラマに潜む南部の黒歴史 ――トルーマン・カポーティ「ぼくにだって言いぶんがある」●吉村幸 小説『コールド・マウンテン』と「ハイ・ロンサム・サウンド」●森岡隆
投稿論文 暴力とホワイトネス――「乾燥の九月」における白人性●松下紗耶
連載 カーソン・マッカラーズの小説について(第二回)●諏訪部浩一
書評 田畠健太郎●岡田大樹●島貫香代子●木下裕太●本村浩二●杉浦牧●梅垣昌子●藤野功一●鈴木章能●小谷耕二●平塚博子●早瀬博範 |