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タイトル |
『正法眼蔵』「現成公案」提唱 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 青山 俊董 [著・文・その他]
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出版社 |
春秋社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1900円 |
シリーズ |
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ページ数 |
192p
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Cコード |
0015 |
発売予定日 |
2024-07-18 |
ジャンル |
一般/単行本/仏教 |
ISBN |
9784393150030 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
『正法眼蔵』冒頭の「現成公案」、あらゆる存在と仏性の関係を細やかに著した道元禅師の代表的著作を、当代随一の禅僧が現代人の生き方の問題の視点から力強く語り明かす。
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目次 |
現成公案 原文
序 道元禅師の御生涯 藤原摂関家を捨て比叡山へ 建仁寺での修行と承久の変 入宋と如浄禅師との相見 帰国してからの教化 道元様と親鸞様 興聖寺での上堂 釈尊正伝の仏法への誓願 入越と鎌倉行化 京都での御遷化
一 『現成公案』解題 生かされているわが命 悉有と仏性 「法」の三つの意味 仏性、仏教、仏道 いま、ここでの生演奏 諸法の仏法なる時節――「あり、あり、あり」 不易と流行 本来の面目 万法ともにわれにあらざる時節――「なし、なし、なし」 豊倹を跳出した現実のすがた 天地いっぱいに生かされている自己 一即一切、一切即一 受け皿の大きさだけの受け止め 道窮まりなし いま、ここで、ひとつになって実践する 「十牛」からみて 霊雲志勤と香厳智閑 天地の声を聞く 雨音と一つになる 慈悲の根底の我愛 万法に証せられている自分 一人称単数の世界 道始めより成ず・道始めて成ず 仏を外に求める 眼横鼻直を知って空手還郷 諸行無常、諸法無我 道元禅師の生死観 前後際断 生も一時の位、死も一時の位 月のたとえ 自分の立場からしか見ない 自分の持ち合わせの寸法しかいただけない 授かりの命・場・時を正念場として生きる 平常心是道のお話 放情と天随 二十四時間体制の修行 一つひとつを大事につとめあげる 一行と万法 一人からはじめる みんなでやっていく 見成と何必 宝徹禅師と扇 仏法の証験、正伝の活路、それかくのごとし
あとがき |
著者略歴(青山 俊董) |
昭和8年、愛知県一宮市に生まれる。5歳の頃、長野県塩尻市の曹洞宗無量寺に入門。15歳で得度し、愛知専門尼僧堂に入り修行。その後、駒澤大学仏教学部、同大学院、曹洞宗教化研修所を経て、39年より愛知専門尼僧堂に勤務。51年、堂長に。59年より特別尼僧堂堂長および正法寺住職を兼ねる。現在、無量寺東堂も兼務。昭和54、62年、東西霊性交流の日本代表として訪欧、修道院生活を体験。昭和46、57、平成23年インドを訪問。仏跡巡拝、並びにマザー・テレサの救済活動を体験。昭和59年、平成9、17年に訪米。アメリカ各地を巡回布教する。参禅指導、講演、執筆に活躍するほか、茶道、華道の教授としても禅の普及に努めている。平成16年、女性では二人目の仏教伝道功労賞を受賞。21年、曹洞宗の僧階「大教師」に尼僧として初めて就任。令和4年、曹洞宗大本山總持寺の西堂に就任。 著書に『あなたに贈ることばの花束』『花有情』(春秋社)、『一度きりの人生だから』(海竜社)、『泥があるから、花は咲く』(幻冬舎)、『禅のおしえ12か月』(佼成出版社)ほか多数。 |