『親鸞と救済』の詳細情報

親鸞と救済
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タイトル 親鸞と救済
サブタイトル
著者 [著者区分]本多 弘之 [著・文・その他]
出版社 春秋社 レーベル
本体価格
(予定)
3000円 シリーズ
ページ数 260p Cコード 0015
発売予定日 2024-05-20 ジャンル 一般/単行本/仏教
ISBN 9784393163122 判型 46
内容紹介
真宗大谷派の講師(学階の最高位)である著者が、真宗大谷派の大仏教思想家、曽我量深と安田理深の言に導かれながら、先師の求めたところを探りつつ、『教行信証』などの真宗聖典を読解し、欲生心や名号、真宗の行といった真宗の重要概念を論じる講義録。
目次
まえがき

第一講 金剛の真心
 現代が持つ病巣
 『唯識論講義(上・下)』の因縁
 『願生偈』と『唯識論』
 思想の結婚
 護法唯識と安慧唯識
 如実修行相応は信心である
 「生命誌」を途切らせる罪
 「金剛の真心」と「一心」
 二尊の教えは二河譬の要
 其仏本願力 聞名欲往生
 如来回向の欲生心
 「南無阿弥陀仏」を物語で表現

第二講 真実信心の根底
 「阿弥陀仏」が「行」であるとは
 仏教の根本問題
 唯願無行への反論と名号理解の深まり
 法蔵菩薩の修行は罪業深き我らのためである
 真実信心の根底(業と信心)

第三講 回向の欲生心
 精神生活の世俗化
 宗教的精神の存続のために
 機の三願と欲生心
 欲生心が如来の勅命とは
 「乃至一念」と「至心回向」
 選択易行の至極を顕開す
 信心の願成就と欲生心成就
 真実功徳と不実功徳
 至心回向以下は「乃至一念」の内実
 横超の本願力により生死の迷いを超えよ
 如来回向の欲生心は能信の根拠
著者略歴(本多 弘之)
1938年、中国黒龍江省に生まれる。1961年、東京大学農学部林産学科卒。1966年、大谷大学大学院修了。大谷大学助教授などを経て、現在、親鸞仏教センター所長。真宗大谷派本龍寺住職。著書に『大無量寿経講義』全3巻、『親鸞教学』(以上、法藏館)、『〈親鸞〉と〈悪〉――われら極悪深重の衆生』(春秋社)、『浄土――濁世を超えて、濁世に立つ』全3巻(樹心社)、『新講 教行信証』(草光舎)、『根本言としての名号』(東本願寺出版《真宗大谷派宗務所出版部》)など多数。
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