『情動、メディア、政治 ~不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ ~ 』の詳細情報
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タイトル |
情動、メディア、政治 |
サブタイトル |
不確実性の時代のカルチュラル・スタディーズ |
著者 [著者区分] | 川村 覚文 [著・文・その他]
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出版社 |
春秋社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
320p
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Cコード |
0010 |
発売予定日 |
2024-09-19 |
ジャンル |
一般/単行本/哲学 |
ISBN |
9784393334089 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
理性による判断の代わりに情動による反応に注目することで、プラットフォーム資本主義や権力の支配を逃れる可能性が見えてくる。ネット炎上や2.5次元アイドルへの熱狂等の現象を情動から読み解く現代とこれからの時代のためのカルチュラル・スタディーズ。
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目次 |
第一章 「不確実性の時代」と情動の政治 1.「新しい暗黒の時代」としての不確実性の時代 2.情動のテクノロジーとAI信仰 3.テクノロジーの両義性 4.テクノロジーと真理 5.情動のテクノロジー的政治
第二章 神経政治学から情動論へ――創発する共同性/恊働性とメディアコミュニケーション 1.はじめに 2.神経政治学と情動 3.情動政治への批判――コミュニケーション資本主義と欲動の循環 4.情動的政治の可能性――共同性/協働性の核としての情動
第三章 加速主義と情動――コミュニケーションテクノロジーの中心性? 1.はじめに 2.加速派政治宣言 3.政治的原理としてのハイパースティション 4.プロメテウス的政治と総合的自由 5.ヘゲモニー実践としての加速主義 6.テクノロジーへの問い
第四章 情動を通じたリアリティの構築とメディアの宗教性――『ラブライブ!』から『ウマ娘』へ 1.はじめに 2.ポスト世俗主義と資本主義リアリズム 3.アニメと情動のテクノロジー的条件 4.キャラクターの声と情動的な相互作用 5.おわりに
第五章 海のネットワークと反復あるいは抵抗する情動の政治――『艦これ』、『アルペジオ』、『はいふり』 1.はじめに 2.欲動/情動の対象としてのナショナル・アイデンティティ 3.戦時期「日本」における海のイデオロギー 4.戦後日本とアニメにおける海の情動政治――『艦これ』、『アルペジオ』、『はいふり』 5.おわりに
第六章 プラットフォームとオブジェクト指向存在論をめぐる試論――ポストヒューマン的メディアエコロジーと公共性 1.はじめに 2.プラットフォーム 3.オブジェクト指向存在論と相関主義批判 4.エイリアン現象学――「モノ」から「ユニット」へ、そして「機械」へ 5.情動とポストヒューマン的メディアエコロジー
参考文献 あとがき |
著者略歴(川村 覚文) |
1979年京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。ロンドン大学ゴールドスミス校にて修士号(コミュニケーション、文化および社会)取得後、オーストラリア国立大学にて思想史研究で博士号取得。現在、大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科准教授。Inter-Asia Cultural Studies Society 運営委員。専門は批判理論、メディア文化論、カルチュラル・スタディーズ。近年の業績に、「聖なるもの、情動、プラットフォーム──声優/キャラ・ライブコンサートに見られるリアリティの複数性──」(須川亜紀子編『2.5次元学入門』青土社、2024)など。 |