『草と貝殻 ~言葉と文学をめぐる断章 ~ 』の詳細情報

草と貝殻
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タイトル 草と貝殻
サブタイトル 言葉と文学をめぐる断章
著者 [著者区分]岩切 正一郎 [著・文・その他]
出版社 春秋社 レーベル
本体価格
(予定)
2500円 シリーズ
ページ数 312p Cコード 0098
発売予定日 2025-06-18 ジャンル 一般/単行本/外国文学、その他
ISBN 9784393464038 判型 46
内容紹介
アートは、私たちに何を語りかけるのか?
東西の古典文学から、現代の演劇・歌謡までを横断する、
詩人・フランス文学者・戯曲翻訳家による思索と回想。
名だたる演出家の舞台で翻訳を手掛けた著者が紡ぐ、
言葉とアートの作用へと迫る24のエッセイ。

「詩や小説のなかから、あるいは映画や音楽や絵画から、孤独な魂が語りかける声を聞いていた、そして今も聞いている。そこには、孤独な魂だからこそ思いつく「諧謔」があった。」(本書より)

装幀:高木達樹 装画:竹渕愛留萌
目次
前書き
1 錬金術
2 照応と出発
 i 不意打ち
 ii 記録のない旅
 iii 缶の形
3 コロナ禍のもとでの戯曲翻訳
 iv ヘラオオバコ
 v 骸骨との対話
4 生成AIに質問してみた
5 歌あれこれ
6 孤独
 vi 酵母
7 記憶と記憶の向こうの過去
 vii ペン
8 語りかけ
 viii ぶぶ漬け、いただきます!
9 本の引っ越し
 ix 作品との出会い
10 古典に目覚めた頃
 x 本は静かに待っている
11 イノベーション
 xi 巳年にちなんで
 xii 冬の散歩
12 Fluctuat nec mergitur
後書き
著者略歴(岩切 正一郎)
1959年宮崎県生まれ。フランス文学研究者・戯曲翻訳家・詩人。著書に『さなぎとイマーゴ:ボードレールの詩学』(書肆心水)、「フランス語の戯曲:翻訳と台本制作」 in 澤田肇編『舞台芸術の世界を学ぶ』(SUP上智大学出版)、詩集『La Citrondelle』(らんか社)、他。学術書の翻訳にパスカル・カザノヴァ『世界文学空間』(藤原書店)、他。書籍化されている戯曲翻訳に、アヌイ『ひばり』、カミュ『カリギュラ』、ジロドゥ『トロイ戦争は起こらない』(いずれもハヤカワ演劇文庫)、サルトル『アルトナの幽閉者』(閏月社)。翻訳を担当しDVD化された作品にラミューズ/ストラヴィンスキー『兵士の物語』(演出・山田和也、出演・いっこく堂、篠井英介)、カミュ『カリギュラ』(演出・蜷川幸雄、出演・小栗旬、他)、同(演出・栗山民也、出演・菅田将暉、他)、サルトル『墓場なき死者』(演出・稲葉賀恵、出演・土井ケイト、他) 。多くの舞台で翻訳や翻案を担当している。第十五回湯浅芳子賞受賞。現在、国際基督教大学・学長。
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