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タイトル |
国歌 |
サブタイトル |
勝者の音楽史 |
著者 [著者区分] | 上尾 信也 [著・文・その他]
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出版社 |
春秋社 |
レーベル |
春秋社音楽学叢書 |
本体価格 (予定) |
2800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
328p
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Cコード |
0073 |
発売予定日 |
2024-06-19 |
ジャンル |
一般/単行本/音楽・舞踊 |
ISBN |
9784393930489 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
国歌は何を伝えているのだろうか――。世界の100曲以上の国歌を網羅的に分析し解説する画期的一冊。国歌の制定の歴史から現代における利用まで、ナショナリズムやポスト・モダニズム、コロニアル・ヒストリーといった観点から紐解く。
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目次 |
はじめに 第1章 王政の国歌――「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」 1 国歌の始まり 2 戦乱の中で上がる声――イギリス国歌 3 ウィーン体制下の王政の国歌――オランダ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク 第2章 革命と国歌――「ラ・マルセイエーズ」 1 国民「国歌」の一九世紀―フランス国歌 2 七月革命の国歌――ベルギー、ポーランド、イタリア 第3章 領土、国民、主権――国民国家の国歌 1 ドイツ、オーストリア、ハンガリー 2 一八四八年の「諸民族の春」と帝国への反抗 第4章 帝国主義と植民地の国歌 1 植民地からの独立――ラテン・アメリカの独立とシモン・ボリバルの物語 2 帝国主義とロシア 3 抗日の東アジア 4 帝国主義から経済主義へ――東南アジアの国歌 第5章 国歌のコロニアル・ヒストリーとポスト・コロニアリズム 1 大英帝国の軛 2 大英帝国の轍 第6章 二〇世紀後半の国歌 1 国語なき国歌――一九六〇年代アフリカ 2 冷戦後の国歌――旧ソ連と旧ユーゴ おわりに 勝者の音楽史 1 近代オリンピックの風景 2 国歌の音楽心性 3 勝者の音楽
註 あとがき 楽譜・歌詞対訳 参考文献 索引 |
著者略歴(上尾 信也) |
1961年生まれ。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)。現在、桐朋学園大学特任教授。複数の教育機関で歴史学、社会学、音楽学などの講座を担当。主要な著書に『歴史としての音』『楽師論序説』『音楽のヨーロッパ史』『吟遊詩人』など。編著共著訳書論文多数。近著に、坂本龍一、上尾信也、伊東信宏、小室敬幸『ピアノへの旅(コモンズ:スコラ)commmons:schola vol.18』(アルテスパブリッシング、2021)、浅香武和(編著)、浅野ひとみ、杉本ゆり、上尾信也『カンティーガス・デ・サンタ・マリアへの誘い――聖母マリア頌歌集』(論創社、2023)、訳書に「ヴィンチェンツォ・ガリレイ『古代と当代の音楽の対話』(抄)」『原典 イタリア・ルネサンス芸術論(下)』(名古屋大学出版会、2021)所収。 目下音楽歴史学・社会史を中心として、芸人・楽師、楽器、戦争と平和、祝祭、音楽通史をテーマとしている。 |