『史料で読み解くベートーヴェン』の詳細情報

史料で読み解くベートーヴェン
AmazonカートAmazonで予約する
タイトル 史料で読み解くベートーヴェン
サブタイトル
著者 [著者区分]大崎 滋生 [著・文・その他]
出版社 春秋社 レーベル 春秋社音楽学叢書
本体価格
(予定)
4800円 シリーズ
ページ数 468p Cコード 0073
発売予定日 2024-05-31 ジャンル 一般/単行本/音楽・舞踊
ISBN 9784393932346 判型 46
内容紹介
ベートーヴェンの伝記や作品史を構成してきた数々の逸話と対峙し、その真実性をあらためて検討。書簡や会話帖など史料を徹底的に洗い直すことで、政治・社会情勢に翻弄されながら経済的に自立した芸術家として活動し続けたベートーヴェンの姿が浮かび上がる。
目次
 序章 史料と向き合う
  第1節 ベートーヴェン研究の現在
  第2節 シンドラー言説を徹底排除するために
第Ⅰ部 耳疾と経済
 第1章 耳疾の影響は何をもたらしたか
 第2章 出版活動
  第1節 出版点数の推移を軸に俯瞰する
  第2節 作品出版の実相
 第3章 経済状況
  第1節 社会権力からの自立と年給問題
  第2節 1816年以降、経済状態は急速に悪化
第Ⅱ部 「大作品」 シンフォニー、オペラとオラトリオ
 第4章 ベートーヴェン・シンフォニー再考
 第5章 ナポ レオン戦争がベートーヴェン作品の内実に及ぼした影響
  第1節 《エロイカ》はなぜイタリア語なのか
  第2節 占領下におけるコンサート開催
 第6章 オペラとオラトリオ
  第1節 遺されたオペラは1作のみ
  第2節 ベートーヴェン像を解く鍵はオラトリオ創作
第Ⅲ部 ミサ・ソレムニス
 第7章 《ミサ・ソレムニス》とルドルフ大公
 第8章 作品献呈の意味
 第9章 生涯最大の被献呈者、ルドルフ大公
 第10章 ルドルフ大公献呈作品としての《ミサ・ソレムニス》

 終章 音楽史とは何か
著者略歴(大崎 滋生)
1948年生まれ。西欧音楽史家(音楽社会史)。主な著書に『楽譜の文化史』、『オーケストラの社会史』(以上、音楽之友社)、『音楽演奏の社会史――よみがえる過去の音楽』(東京書籍)、『音楽史の形成とメディア』、『文化としてのシンフォニー Ⅰ、Ⅱ巻』、『20世紀のシンフォニー』(以上、平凡社)、『ベートーヴェン像 再構築(3分冊合本)』、『ベートーヴェン 完全詳細年譜』(以上、春秋社)などがある。
他の書籍を検索する