Amazonで予約する
|
タイトル |
アントン・ブルックナー |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | ■フェーリクス・ディアガーテン [著・文・その他] ■池上 健一郎 [翻訳]
|
出版社 |
春秋社 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
3600円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
432p
|
Cコード |
0073 |
発売予定日 |
2024-10-31 |
ジャンル |
一般/単行本/音楽・舞踊 |
ISBN |
9784393932377 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
「この本は、新しさに満ちている」――ヘルベルト・ブロムシュテット(「本書に寄せて」より)
2024年の生誕200年に向けてドイツで出版されたブルックナーの伝記が早くも日本語化! 最新の知見にもとづいて従来の逸話や人物像を検証。19世紀という時代を生き、遅咲きではあったが“交響曲作家”として成功したその確固たる歩みをつぶさに追う。
|
目次 |
本書に寄せて ヘルベルト・ブロムシュテット 日本語版のための序文
はじめに――ブルックナーの写真・像・イメージ
第I部 若き日々(1824~1855) 田舎の小学校――出自と幼少期 田舎ミサ曲――宗教について 「作曲家としても」――ザンクト・フローリアンでの一〇年間 「きみが薔薇を眺めるとき」――女性たちとの物語
第II部 リンツ (1856~1868) 「努力を惜しまない若き才能」――リンツのオルガニスト、ウィーンの生徒 習作?――オットー・キツラーのもとでの修業時代 政治的な歌? 合唱指揮者としてのブルックナー 「もっとも役に立つとしたら、ミサ曲でしょう」 天職――ブルックナー、交響曲作家への道 新しい大聖堂のための音楽 衰弱し切った神経と一途に見据える目標
第III部 ウィーンでの最初の10年(1868~1878) 皇帝付きのオルガニスト――ウィーンとヨーロッパにて 交響曲作家としての新たな道――お蔵入りになった交響曲への短い賛辞 派閥争いの渦中で――ウィーンの交響曲作家としての初披露 ブルックナー、ワーグナー、そして交響曲第三番 もつれた夢――交響曲第四番の作曲法と詩的な注釈 傑作を凌駕する作品――交響曲第五番とウィーン大学 ロマンティックな作曲家――創作から遠ざかっていた時期
第IV部 後半生(1879~1896) 啓示、あるいは黙示録の音楽――弦楽五重奏曲とウィーンのメディア 新たな道へ――スイス旅行と交響曲第六番 「花火」付きのブレイクスルー 《テ・デウム》の時期 大いなる世界劇場――交響曲第八番 深淵の際(きわ)――交響曲第九番 最晩年――霊廟と博物館
謝辞 訳者あとがき
ブルックナー作品索引 人名索引 文献リスト ブルックナー作品リスト ブルックナー年譜 |
著者略歴(フェーリクス・ディアガーテン) |
1980年デュッセルドルフ生まれ。ドレスデン音楽大学で指揮と音楽理論を学び、ハイドンの交響曲の提示部についての研究で博士号(音楽理論)を取得。ヴュルツブルク大学で、14世紀フランスの歌曲に関する研究により音楽学の教授資格を取得。バーゼルのスコラ・カントルム教授(古典楽式論)、フライブルク音楽大学教授(音楽学・音楽理論)を経て、現在、ルツェルン応用科学芸術大学教授。著書にFormenlehre: Ein Lese- und Arbeitsbuch zur Instrumentalmusik des 18. und 19. Jahrhunderts, Laaber 2019(共著)、Anton Bruckner: Das geistliche Werk, Müry Salzmann 2023、Anton Bruckner & Sankt Florian: Wie alles begann, Müry Salzmann 2024 (Friedrich Buchmayrとの共編)など。 |
著者略歴(池上 健一郎) |
1978年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部史学科日本史学専攻を卒業後、同哲学科美学美術史学専攻に学士入学し、音楽学を志す。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてヴュルツブルク大学音楽研究所に留学。同大学で、古典派時代の作曲様式に関する研究により博士号(音楽学)取得。専門はハイドンとブルックナーを軸とする18~19世紀のドイツ語圏の音楽。現在、京都市立芸術大学教授。著書に『作曲家◎人と作品 ハイドン』(音楽之友社、2023年)。 |