『スイッチバック大全 ~日本の“折り返し停車場”140ヶ所の魅力と歴史を全紹介 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
スイッチバック大全 |
サブタイトル |
日本の“折り返し停車場”140ヶ所の魅力と歴史を全紹介 |
著者 [著者区分] | ■江上 英樹 [著・文・その他] ■栗原 景 [著・文・その他]
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出版社 |
誠文堂新光社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
4500円 |
シリーズ |
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ページ数 |
256p
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Cコード |
0065 |
発売予定日 |
2024-08-17 |
ジャンル |
一般/単行本/交通・通信 |
ISBN |
9784416623787 |
判型 |
B5変形 |
内容紹介 |
勾配を克服する鉄道技術の一つとして知られるスイッチバック。同様の意図を持つループ線やラック式と比べると、特に日本で特徴的に用いられたシステムでもあり、大小含めると国内に140ヶ所以上を見出すことができる。 しかし昨今の技術の進歩、土木車両性能の向上により、今や絶滅の危機に瀕している。 本書は、スイッチバック研究の決定版として、その魅力を豊富な写真とデータ類で紹介しようと試みるものである。
北海道から東北、関東甲信越、東海北陸、関西中国、四国九州と、日本全国に存在する(存在した)スイッチバック約140ヶ所を網羅し、その歴史を紹介。誌面には、スイッチバックが存在した当時の貴重な写真のほか、各地路線の平面図、航空写真も掲載。鉄道とスイッチバックにまつわるさまざまな知識も紹介していく。
●特徴1: 黒岩保美氏・広田尚敬氏・大木茂氏をはじめ、鉄道写真家の最高峰による現役時代のスイッチバック写真が満載!! ●特徴2: X型、Y型、Z型 独自の7分類法により、各スイッチバックの形態、沿革、――魅力に迫る。 ●特徴3: 精緻な配線略図と詳細な空中写真により、それぞれの構造や歴史による変化の様子がわかる。 ●特徴4: それぞれの施設の廃止後、現状に関してのガイド付き。Google mapにリンクするQRコードも付いて廃線巡りの旅に役立つ。 ●特徴5: 付録として「海外編」も収録。これにより日本のスイッチバックの特徴が見えてくる。
■目次 第1章 北海道 狩勝(信)/新内/南稚内/留萌/遠軽/常紋(信)/三笠/楓/上然別/湖畔/錦沢/かつての「新夕張駅」は折り返し?/北海道の戦時型信号場/仁山(信)
第2章 東北 滝見(信)/西岳(信)/吉谷地(信)/1000 t 貨物とスイッチバック/押角/大志田/浅岸/大橋/岩手石橋/米谷/村田/金山(信)/赤岩/板谷…ほか
第3章 関東・甲信越 松井田/スイッチバックは日本人の美意識?/熊ノ平/御代田/草軽電気鉄道/まだまだあったか、折り返し/東武鉄道伊香保軌道線/湯田中/電鉄大屋/関山/二本木/上越線の戦時型信号場/東赤谷/西長岡/寺泊海水浴/上見附/羽鶴/間藤/武蔵五日市…ほか
第4章 東海・北陸 箱根登山鉄道/谷峨(信)/谷峨と兄弟「足柄信号場」/富士岡/岩波/富士岡・岩波の先輩格「神山信号場」とは? /友田(信)/左富士(信)/遠州馬込/美濃大久保/中京圏の平面型スイッチバック…ほか
第5章 関西・中国 中在家(信)/北宇智/名にし負う逢坂山の折り返し /東舞鶴/梨ケ原(信)/郷原(信)・入野(信)/上瀬野(信)/諸原…ほか
第6章 四国・九州 坪尻/新改/笹場(信)/立野/呼野/筑豊に存在した“幻”のスイッチバック/本川内/東唐津/伊万里…ほか
附録 海外編 ********
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目次 |
序にかえて 本書におけるスイッチバックの分類 本書で用いる用語解説 本書の見方
第1章 北海道 狩勝(信)/新内/南稚内/留萌/遠軽/常紋(信)/三笠/楓/上然別/湖畔/錦沢/かつての「新夕張駅」は折り返し?/北海道の戦時型信号場/仁山(信)
第2章 東北 滝見(信)/西岳(信)/吉谷地(信)/1000 t 貨物とスイッチバック/押角/大志田/浅岸/大橋/岩手石橋/米谷/村田/金山(信)/赤岩/板谷/峠/大沢/中山宿/江田(信)/背景を楽しむ“非勾配型” スイッチバック
第3章 関東・甲信越 松井田/スイッチバックは日本人の美意識?/熊ノ平/御代田/草軽電気鉄道/まだまだあったか、折り返し/東武鉄道伊香保軌道線/湯田中/電鉄大屋/関山/二本木/上越線の戦時型信号場/東赤谷/西長岡/寺泊海水浴/上見附/羽鶴/間藤/武蔵五日市/大網/横浜/首都圏のスイッチバック/初狩/笹子/勝沼/韮崎/新府(信)/穴山/長坂/東塩尻(信)/塩尻駅は最新のスイッチバック?/潮沢(信)/羽尾(信)/姨捨/桑ノ原(信)/富士山/小中尾
第4章 東海・北陸 箱根登山鉄道/谷峨(信)/谷峨と兄弟「足柄信号場」/富士岡/岩波/富士岡・岩波の先輩格「神山信号場」とは? /友田(信)/左富士(信)/遠州馬込/美濃大久保/中京圏の平面型スイッチバック/駄知/刀根/深山(信)/新保/葉原(信)/山中(信)/敦賀を巡るスイッチバック事情/岡本新/丸岡/上市/鐘釣/立山砂防軌道
第5章 関西・中国 中在家(信)/北宇智/名にし負う逢坂山の折り返し /東舞鶴/梨ケ原(信)/郷原(信)・入野(信)/上瀬野(信)/諸原/滝山(信)/出雲坂根/一畑口
第6章 四国・九州 坪尻/新改/笹場(信)/立野/呼野/筑豊に存在した“幻”のスイッチバック/本川内/東唐津/伊万里/早岐/田原坂(信)/大畑/真幸/薩摩永野/上日置/鹿屋
附録 海外編
写真提供・資料協力/参考文献 編集を終えて あとがき |
著者略歴(江上 英樹) |
江上 英樹(エガミ ヒデキ):元小学館漫画編集者。小学生時代から鉄道趣味を持ち、担当する雑誌で『鉄子の旅』『月館の殺人』等の鉄道漫画を手がける。特にスイッチバックへの興味は強く1999年から「I love switchback」という専門サイトを立ち上げ(現在開店休業中)それが今回の書籍化につながる。木次線・出雲坂根スイッチバックを応援するためにジオラマを制作し、東京や奥出雲の地で展示を行う等、スイッチバックの魅力を伝え続けている。 |
著者略歴(栗原 景) |
栗原 景(クリハラ カゲリ):1971年東京生まれ。旅、鉄道、韓国を主なテーマとして活動するフォトライター、ジャーナリスト。学生時代から鉄道関連書籍の編集に携わり、出版社勤務を経て2001年からフリー。国鉄を直接知る最後の世代で、書籍、雑誌、ウェブ、トークイベントなど幅広い分野で活動している。3年間の韓国留学経験があり、韓国語や韓国旅行関連の記事も手がける。主な著書に『国鉄時代の貨物列車を知ろう』(実業之日本社)、『アニメと鉄道ビジネス』(交通新聞社新書)、『テツ語辞典』(池田邦彦と共著/誠文堂新光社)など。 |