『「海」から読みとく歴史世界 ~海は人と、人は海とどのように関わってきたのか ~ 』の詳細情報

「海」から読みとく歴史世界
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タイトル 「海」から読みとく歴史世界
サブタイトル 海は人と、人は海とどのように関わってきたのか
著者 [著者区分]■高橋裕史 [著・文・その他]
■坂田美奈子 [著・文・その他]
■佐々木蘭貞 [著・文・その他]
■村山修 [著・文・その他]
出版社 帝京大学出版会 レーベル
本体価格
(予定)
2700円 シリーズ 帝京選書
ページ数 352p Cコード 0320
発売予定日 2024-11-05 ジャンル 一般/全書・双書/歴史総記
ISBN 9784434348105 判型 46
内容紹介
陸上を舞台に営まれてきた、人類の歴史。しかし、地球の表面積の7割を占める「海」の存在なくして、歴史は成立しえなかった。人は海と、海は人とどのように関わってきたのか。本書では、大航海時代の「世界分割」と日本、口承文学から見えるアイヌと和人との海を介した交流、水中に眠る文化遺産、戦国時代の出土品と海外との関係――という4つの視点から、豊潤な歴史世界を読みといていく。2023年11月~12月、4回にわたって行われた、帝京大学総合博物館主催のミュージアムセミナー『「海」から読みとく歴史世界』での講義を元に、各講師陣が書き下ろし!
目次
まえがき/大航海時代と日本をめぐる海の攻防――ポルトガルとスペイン、そしてローマ教皇/「海でつながる」アイヌと和人――金成マツ筆録アイヌ口承文学の和人関係モティーフについて/水中に残された歴史を読みとく――水中文化遺産の研究事例/八王子城跡からみる海外世界とのつながり/あとがき
著者略歴(高橋裕史)
高橋裕史:帝京大学経済学部教授・帝京大学総合博物館館長。専門は16~17世紀の日欧交渉史、兵器産業・武器移転史。中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得。著書に『戦国日本のキリシタン布教論争』(勉誠出版)、『武器・十字架と戦国日本』(洋泉社)、『イエズス会の世界戦略』(講談社)、訳書にヴァリニャーノ『東インド巡察記』(平凡社東洋文庫)など。
著者略歴(坂田美奈子)
坂田美奈子:帝京大学外国語学部教授。専門はアイヌ研究、北海道史。1969年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程学位取得修了。苫小牧駒澤大学、北洋大学を経て現職。著書に『アイヌ口承文学の認識論:歴史の方法としてのアイヌ散文説話』(御茶の水書房)、『先住民アイヌはどんな歴史を歩んできたか』(清水書院)など。
著者略歴(佐々木蘭貞)
佐々木蘭貞:帝京大学文化財研究所准教授。1976年神奈川県生まれ。大学・大学院はアメリカで過ごし、テキサスA&M大学大学院で博士号を取得(人類学・海事考古学)。専門は、みなとや船舶の考古学。近年は水中文化遺産の管理についても研究。九州国立博物館、福岡市埋蔵文化財センターなどを経て2022年より現職。学術書のほか、一般向けの書籍は『水中考古学・地球最後のフロンティア』(エクスナレッジ)、『沈没船はタイムカプセル』(矢野恵司・絵、福音館書店)など。
著者略歴(村山修)
村山修:八王子市教育委員会生涯学習スポーツ部文化財課学芸員。専門は中世史。1968年生まれ。帝京大学文学部史学科卒業。八王子城跡御主殿の発掘調査、八王子市内遺跡の:発掘調査などを実施。著作に「八王子城跡の発掘調査と天正十八年小田原攻めでの忍びの痕跡」(戦国の忍びを考える実行委員会・埼玉県立嵐山史跡の博物館編『戦国の城攻めと忍び』吉川弘文館)、図録『掘りおこされた八王子の歴史』(八王子市教育委員会)、報告書『国史跡八王子城跡』ⅩⅩⅠ~ⅩⅩⅢ(八王子市教育委員会)など。
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