『『タイタス・アンドロニカス』 ~七五調訳シェイクスピアシリーズ〈13〉 ~ 』の詳細情報

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タイトル 『タイタス・アンドロニカス』
サブタイトル 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈13〉
著者 [著者区分]今西 薫 [翻訳]
出版社 風詠社 レーベル
本体価格
(予定)
400円 シリーズ
ページ数 178p Cコード 0097
発売予定日 2025-05-01 ジャンル 一般/単行本/外国文学小説
ISBN 9784434356001 判型 文庫(A6)
内容紹介
『タイタス・アンドロニカス』は、1588年~1593年あたりに書かれた最初の悲劇で、残酷な復讐劇である。この作品はローマの歴史劇の設定であるが、フィクションである。残酷趣味のタイタス皇帝が、奴隷らをライオンのいるアリーナに投げ込んで殺されるのを見て楽しんでいたが、ある日アンドロニカスという奴隷を投げ込んだら、ライオンが平伏した。皇帝が理由を問い質すと、ライオンの足に棘(とげ)が刺さっているのを抜いてやったことがあるとのことだった。それが題名になった。
この作品には「わけもなく簡単に人を殺し、死体を洞窟に投げ捨て、その妻を自らの性欲を満たすために、兄弟二人で、凌辱し、自分たちの罪を告げる手段を失くすために、その両手を切断し、舌を切り取る」話がある。人としてあるまじき行為である。天罰が下るのか。報復行為があるのか。正義とは何かを考えさせられる作品である。シリーズの「13」番目の表紙の色は黒くした。
目次
第1幕(第1場 ローマ 神殿の前)、第2幕(第1場 ローマ 宮殿の前/第2場 森の中/第3場 森の人気のない場所/第4場 森の他の場所)、第3幕(第1場 ローマ 路上/第2場 タイタスの館の一室〈宴会の用意が備っている〉)、第4幕(第1場 タイタスの館の庭/第2場 宮廷の一室/第3場 公共の場/第4場 宮殿の前)、第5幕(第1場 ローマ近くの平原/第2場 タイタスの館の前/第3場 タイタスの館の庭)、あとがき
著者略歴(今西 薫)
京都市生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業、同志社大学英文学部前期博士課程修了(修士)、イギリス・アイルランド演劇専攻。元京都学園大学教授。著書多数。
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