『バブルと資本主義が日本をつぶす ~人口減と貧困の資本論 ~ 』の詳細情報

バブルと資本主義が日本をつぶす
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タイトル バブルと資本主義が日本をつぶす
サブタイトル 人口減と貧困の資本論
著者 [著者区分]大西 広 [著・文・その他]
出版社 筑摩書房 レーベル
本体価格
(予定)
880円 シリーズ ちくま新書
ページ数 240p Cコード 0233
発売予定日 2024-10-10 ジャンル 一般/新書/経済・財政・統計
ISBN 9784480076472 判型 新書(B40)
内容紹介
令和バブルともいうべき株や都市部不動産の高騰、急速に進行する地方経済の衰退。近代英国の労働者のような低賃金に貧富の差が拡大している。老後への不安に付け込み、税優遇などの誘惑によって引きずり込まれた危険なマネーゲームの乱高下はチキンゲームの様相を呈してきた。バブルは壊れて消えるのが必定。マルクスは、資本主義には貧困が必要なことを喝破したが、日本はいま未曾有の労働力不足、人口減少社会に直面している。――日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで読み解く。
目次
第Ⅰ部 貧困がもたらす全国民的危機
第一章 迫りくる人口減の認識は決定的に不十分
第二章 貧困化と株価・地価バブルの同時存在
第三章 迫りくる財政破綻という全国民的危機
第四章 地方経済の崩壊を期待する原発企業と軍事基地

第Ⅱ部 貧困の原因を解明した『資本論』
第五章 中間層の貧困化で始まった資本主義
第六章 資本主義の継続に必要だった貧困
第七章 奴隷・農奴と同じ現在の労働者

第Ⅲ部 バブルと貧困の解消を主張する経済学
第八章 古くて新しい階級論
第九章 バブルの原因を問う数理マルクス経済学
第十章 賞味期限切れの資本主義
著者略歴(大西 広)
大西 広(おおにし・ひろし):1956年生まれ。京都大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士(京都大学、89年)。立命館大学経済学部助教授、京都大学大学院経済学研究科助教授、同教授、慶應義塾大学経済学部教授を歴任。慶應義塾大学・京都大学名誉教授、世界政治経済学会副会長。著書に『マルクス経済学(第3版)』(慶應義塾大学出版会)、近著に『「人口ゼロ』の資本論」(講談社+α新書)『ウクライナ戦争と分断される世界』(本の泉社、国際アジア共同体学会岡倉天心記念賞受賞)、編著に『マルクス派数理政治経済学』(慶應義塾大学出版会)などがある。
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