『自分の時間へ』の詳細情報

自分の時間へ
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タイトル 自分の時間へ
サブタイトル
著者 [著者区分]長田 弘 [著・文・その他]
出版社 筑摩書房 レーベル
本体価格
(予定)
800円 シリーズ ちくま文庫
ページ数 208p Cコード 0195
発売予定日 2024-09-12 ジャンル 一般/文庫/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN 9784480439765 判型 文庫(A6)
内容紹介
「自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う」
「後になっておおきな意味をもつことになることのおおくは、しばしば始めは、何でもない些細なことにすぎない」
「得たものはつねに、失ったものに比例している」──。
言葉と共に暮らし続けた詩人の記憶から静かに届けられる、自らの人生を生きていくための小さなヒントたち。傑作エッセイ集。
解説 辻山良雄
目次

敬三君のこと
立子山のこと
早稲田独文のこと
ゴーゴリの伝記のこと
早稲田通りのこと
上甲さんのこと
雑誌『現代詩』のこと
小田さんのこと
中村さんのこと
六月劇場のこと
ガリ版と夢のこと
スバル360のこと
鉄条網の刺のこと
パトリシアのこと
負けるが勝ちのこと
手わたされた言葉のこと
クリストファーさんのこと
テポストランのこと
渡辺さんのこと
甲賀流のこと
一緒にした仕事のこと
そのとき話したこと
鶴見さんのこと
井の頭線沿線のこと
カンチェーリのこと
三匹の猫のこと


無音の音楽、見えない舞台
露伴のルビのこと
三冊の聖書のこと
戯れの二篇の詩のこと
岩波文庫のこと
野球と第一書房のこと
夏に読んだ本のこと
秋に読んだ本のこと
冬に読んだ本のこと
正月に読んだ本のこと
本のかたちのこと
本の色と本の服のこと
引用の力ということ
ホイットマンの手引きのこと
へそまがりの老人のこと
十冊のジョバンニのこと
不治の病のこと
all the wrongs of Man
詩人トゥルミ・シュムスキー
樽の中の哲学者のことなど

解説 辻山良雄
著者略歴(長田 弘)
長田 弘(おさだ・ひろし):1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。
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