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タイトル |
大江戸綺譚 |
サブタイトル |
時代小説傑作選 |
著者 [著者区分] | ■細谷 正充 [編集] ■宮部 みゆき [著・文・その他] ■木内 昇 [編集] ■杉本 苑子 [著・文・その他] ■皆川 博子 [著・文・その他] ■中島 要 [著・文・その他] ■木下 昌輝 [編集] ■都筑 道夫 [著・文・その他]
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出版社 |
筑摩書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
800円 |
シリーズ |
ちくま文庫 |
ページ数 |
352p
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Cコード |
0193 |
発売予定日 |
2024-10-11 |
ジャンル |
一般/文庫/日本文学、小説・物語 |
ISBN |
9784480439802 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
嫁いだ先のお店の離れに潜む何かの気配。義母から打ち明けられた恐ろしくも切ない秘密とは──(「安達家の鬼」)。豆腐作りに精を出すお由の前に現れ、日々つけ回してくる見知らぬ老爺。しかし男はお由をよく知っているという――(「お柄杓」)。江戸の漆黒の闇を舞台に、名手たちによって浮かび上がるのは人間の悲しき性。名アンソロジストによる選りすぐりの7編。
「この座敷のわたしのそばにはね、鬼が棲んでいるのだよ」小さなお店に嫁いだわたしが義母から聞いた切ない昔語り(「安達家の鬼」)。「私はお前さんをよく知っている」両国橋で木綿豆腐を作り続けるお由は、突然現れた孫六という見知らぬ老人に付き纏われるが…(「お柄杓」)。名アンソロジストが江戸を舞台に選りすぐった、妖しく恐ろしくも美しい、七つの時代綺譚集。
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目次 |
木内昇 「お柄杓」
木下昌輝 「肉ノ人」
杉本苑子 「鶴屋南北の死」
都筑道夫 「暗闇坂心中」
中島要 「かくれ鬼」
皆川博子 「小平次」
宮部みゆき「安達家の鬼」
解説 細谷正充 |
著者略歴(細谷 正充) |
細谷 正充(ほそや・まさみつ):1963年埼玉県行田市生まれ。文芸評論家。著書に『松本清張を読む 「張込み」から「砂の器」まで』『歴史・時代小説の快楽 読まなきゃ死ねない全100作ガイド』等。また『きずな』『情に泣く』『なみだあめ』他、編者として時代・歴史小説の文庫アンソロジーを多数編んでいる。 |
著者略歴(宮部 みゆき) |
宮部 みゆき(みやべ・みゆき):1960年東京都生まれ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。著書に『霊験お初捕物控』『ぼんくら』『三島屋変調百物語』シリーズ、『きたきた捕物帖』シリーズなど。 |
著者略歴(木内 昇) |
木内 昇(きうち・のぼり):1967年東京都生まれ。2004年『新選組幕末の青嵐』でデビュー。09年早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞、11年『漂砂のうたう』で直木賞、14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞。著書に『茗荷谷の猫』『ある男』『よこまち余話』『化物?燭』『剛心』『かたばみ』『惣十郎浮世始末』など。 |
著者略歴(杉本 苑子) |
杉本 苑子(すぎもと・そのこ):1925年東京都生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。著書に『春日局』『冬の蝉』『冥府回廊』『女人古寺巡礼』など。17年逝去。
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著者略歴(皆川 博子) |
皆川 博子(みながわ・ひろこ):1930年旧朝鮮京城生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞受賞。86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。著書に『聖餐城』『海賊女王』『風配図 WIND ROSE』『天涯図書館』など。 |
著者略歴(中島 要) |
中島 要(なかじま・かなめ):2008年「素見(ひやかし)」で小説宝石新人賞を受賞し、10年『刀圭』で単行本デビュー。著書に「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、「着物始末暦」シリーズ、『江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記』『うき世櫛』『御徒の女』『酒が仇と思えども』『神奈川宿 雷屋』『誰に似たのか』など。
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著者略歴(木下 昌輝) |
木下 昌輝(きのした・まさき):1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞、14年単行本デビュー、15年歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞、咲くやこの花賞を受賞。著書に『天下一の軽口男』『つわもの』『敵の名は、宮本武蔵』『戦国十二刻 始まりのとき』『応仁悪童伝』『剣、花に殉ず』『愚道一休』など。 |
著者略歴(都筑 道夫) |
都筑 道夫(つづき・みちお):1929年東京都生まれ。十代から時代小説・推理小説を発表、その後も評論・SFと幅広く執筆。2001年『推理作家の出来るまで』で日本推理作家協会賞、02年日本ミステリー文学大賞受賞。著書に『猫の舌に釘をうて』「なめくじ長屋」シリーズ、『黄色い部屋はいかに改装されたか?』『幽鬼伝』など。03年逝去。 |