『中世政治思想講義 ~ヨーロッパ文化の原型 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
中世政治思想講義 |
サブタイトル |
ヨーロッパ文化の原型 |
著者 [著者区分] | 鷲見 誠一 [著・文・その他]
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出版社 |
筑摩書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1300円 |
シリーズ |
ちくま学芸文庫 |
ページ数 |
320p
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Cコード |
0110 |
発売予定日 |
2024-07-12 |
ジャンル |
一般/文庫/哲学 |
ISBN |
9784480512482 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
社会とは神が人間に与えた秩序であり、その安定と維持こそが中世キリスト教世界における政治であった。ローマ教皇と神聖ローマ皇帝という二つの中心が社会的機能と責任を担う。だが、時に激しく対立し、グレゴリウス改革や叙任権闘争を極点として、統治の本質が根底から問われる事態へと発展する。聖書解釈に基づく両者の理論対決は、政治思想の錬磨を促さずにはおかない。普遍的で超越的なものを志向する意志と密接不可分な「合理性」がここに芽生え、やがてそれがヨーロッパ人の思惟構造を形づくっていくのである。中世の核心を伝えるだけでなく、近代の性格をも照らし出す類まれな講義。
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目次 |
序 章 日本人にとってヨーロッパ中世とは?
第Ⅰ章 ヨーロッパ・キリスト教的政治圏の成立
第Ⅱ章 「普遍」の確立
第Ⅲ章 「特殊」の発生と展開
第Ⅳ章 中世の終わりの始まり
参考文献
あとがき
文庫版あとがき |
著者略歴(鷲見 誠一) |
鷲見 誠一(すみ・せいいち):1939年東京生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学名誉教授。専門は中世ヨーロッパ思想史。著訳書に『人権の政治思想』(明石書店)、『現代意識の諸相』(編著、慶應義塾大学出版会)、ジョセフ・ストレイヤー『近代国家の起源』(岩波新書)、ブライアン・ティアニー『立憲思想』(慶應通信)など。 |