『物語としての歴史 ~歴史の分析哲学 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
物語としての歴史 |
サブタイトル |
歴史の分析哲学 |
著者 [著者区分] | ■アーサー・C・ダント [著・文・その他] ■河本 英夫 [著・文・その他]
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出版社 |
筑摩書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1800円 |
シリーズ |
ちくま学芸文庫 |
ページ数 |
608p
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Cコード |
0110 |
発売予定日 |
2024-10-11 |
ジャンル |
一般/文庫/哲学 |
ISBN |
9784480512604 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
生起し続ける出来事をいかに記述するか。それを歴史としていかに認識し、語り継ぐのか。出来事や事実は、歴史において時間関係として組織化されるが、そこに密接に関与するのが「物語」である。物語は、出来事の原因、結果の継起的必然性、偶然的生起、連続的持続、未来の予期を含む方向性などの論理関係を示し、出来事を時間関係として捉える。本書は、こうした「歴史的知覚」を促す物語文という概念を基軸に、歴史的な思考と言語のあり方を解き明かす。ヘイドン・ホワイトの『メタヒストリー』とともに、ヘーゲル以降の歴史哲学にパラダイム・シフトをもたらした記念碑的名著。
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目次 |
序 文
第1章 実在論的歴史哲学と分析的歴史哲学
第2章 歴史の最小特性
第3章 歴史的知識の可能性に対する三つの反論
第4章 検証と時制
第5章 時間的懐疑主義
第6章 歴史的相対主義
第7章 歴史と時代編年史
第8章 物語文
第9章 未来と過去
第10章 歴史的説明と一般法則
第11章 物語の役割
第12章 歴史的理解と他の時代
第13章 方法論的個体主義
原 注
訳者あとがき
文庫版への訳者あとがき
解説 二つの「言語論的転回」の狭間で(野家啓一)
人名・事項索引 |
著者略歴(アーサー・C・ダント) |
アーサー・C・ダント(Arthur Coleman Danto):1924-2013年。アメリカの哲学者、美術批評家。コロンビア大学名誉教授。知識論、行為論に関する分析哲学をはじめ芸術・美学分野の理論的著作を残した。著書に『哲学者としてのニーチェ』『言語と哲学の世界』『ありふれたものの変容』『芸術の終焉のあと』『アートとは何か』など。 |
著者略歴(河本 英夫) |
河本 英夫(かわもと・ひでお):1953年、鳥取県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学。東洋大学名誉教授。専門は哲学、システム論、科学論。著書に『オートポイエーシス』『システム現象学』など。 |