『悪文の構造 ~機能的な文章とは ~ 』の詳細情報
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タイトル |
悪文の構造 |
サブタイトル |
機能的な文章とは |
著者 [著者区分] | 千早 耿一郎 [著・文・その他]
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出版社 |
筑摩書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1100円 |
シリーズ |
ちくま学芸文庫 |
ページ数 |
304p
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Cコード |
0181 |
発売予定日 |
2024-10-11 |
ジャンル |
一般/文庫/日本語 |
ISBN |
9784480512635 |
判型 |
文庫(A6) |
内容紹介 |
文章を書くコツは芸術的な名文を書くことではない。読みにくい「悪文」を書かないことである。では悪文はどのようにすれば防げるのか。本書は日本語文の構造的特徴を分析したうえで、書物・新聞・公的文書などから100を超える実例を取り上げ、「機能的な文章」へと洗練させる技法を紹介する。長文を避ける、結論を先に述べる、必要な主語を省略しない、接続詞を濫用しない、やさしい言葉を使う……。読み手に寄り添った明快な指針とわかりやすい図解で悪文克服への道を示す本書は、時代を超えて通用する文章技術書である。
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目次 |
1、機能的な文章とは
2、日本語文の構造
3、長文は悪文
4、短いことはいいことだ
5、なにが主格か
6、述語は基幹である
7、なにを修飾するか
8、「は」のイキは長い
9、合流点はどこか――並列語の盲点(1)――
10、左右均衡の論理――並列語の盲点(2)――
11、無責任な仲人――接続の論理――
12、この漠然たるもの――「が」を濫用するな――
13、切れ目を示せ――読者のための句読点――
14、正しく伝える努力
15、曖昧な表現
16、表現の過不足
17、文と人間
18、文章のリズム
19、機能的なものこそ美しい
あとがき
解説 「悪文」に名著が多い理由(石黒圭) |
著者略歴(千早 耿一郎) |
千早 耿一郎(ちはや・こういちろう):1922-2010年。滋賀県生まれ。中国(上海、青島)で育つ。帰国して第一神戸商業学校卒業後、日本銀行入行。42年に入隊し、中国で初年兵教育を受けつつ「討伐」に出動する。現地の予備士官学校を卒業後、挺身攻撃隊長として訓練中、終戦を迎える。46年、日本銀行に復帰し、吉田満を知る。事務繁忙の時間を割き、吉田らと文芸活動に従事した。著書として、詩集に『長江』『黄河』『風の墓標』など、小説に『防人の歌』『蝙蝠の街』、ほかに文章論・事務管理論、伝記『おれはろくろのまわるまま――評伝・川喜田半泥子』『「戦艦大和」の最期、それから――吉田満の戦後史』などがある。 |