『再生可能エネルギーの「現実」と「未来」がよくわかる本』の詳細情報

再生可能エネルギーの「現実」と「未来」がよくわかる本
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タイトル 再生可能エネルギーの「現実」と「未来」がよくわかる本
サブタイトル
著者 [著者区分]市村 拓斗 [監修]
出版社 東京書籍 レーベル
本体価格
(予定)
2300円 シリーズ
ページ数 280p Cコード 0036
発売予定日 2024-08-28 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784487817399 判型 B5変形
内容紹介
本書では、再生可能エネルギーの「実態」をよく知っていただきたいと思い、なるべく、よい部分と課題のある部分の両面について説明をしています。
ただ、それを知っているだけでは、何の意味もありません。大切なのは、再生可能エネルギーの良い面や課題のある面を理解して、私たちが置かれている状況を基に再生可能エネルギーは今後どうあるべきか、進めていくとして、課題とされている点をどのようにして克服していくのか、そのために何が必要か、ということを自分の頭で一人ひとりが考え、いろいろな人と議論し、行動することだと思っています。
今はまだ、バラ色の未来が見えているわけではありません。しかし、いろいろな技術革新が図られる中で、必ず未来につながる変革が進んでいくと思います。
道のりは険しいですが、ぜひ一緒に悩み、考えていきましょう!
本書を、再生可能エネルギーの未来、日本、そして世界の未来について、考える1つのきっかけにしていただけたら、うれしく思います。
目次
SECTION1 人類とエネルギーのかかわり 

①宇宙からも見える「人類のエネルギー大量消費」の現実
②エネルギーが生命の多様性を生んだ
③火の発見で人類の脳は大きくなった
④文明進化とともに進んだエネルギー消費の増大
⑤「化石燃料の大量消費時代」の到来

SECTION2 人類が突きつけられたふつごうな真実

①急速に進む地球温暖化
②もう1つの問題はエネルギー資源の枯渇
③世界のエネルギー消費量の推移

SECTION3 再生可能エネルギーをめぐる世界と日本の動向

①脱炭素をめぐる世界の動向
②世界における脱炭素化の動き
③日本における再生可能エネルギー導入の歴史
④再生可能エネルギーを増やすために必要なこと
⑤日本が目指す「グリーン成長戦略」

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント 日本の再生可能エネルギー導入の現在位置

再生可能エネルギー最前線レポート① 東京電力パワーグリッド株式会社
求められる「火の再発見」と「分散協調システムへの移行という考え方」

再生可能エネルギー最前線レポート② 株式会社JERA
日本の電力の約3割を生み出しているJERAの挑戦

SECTION4 太陽光発電

①太陽光発電とは?
②日本における発電事業者による太陽光発電実績
③知っておきたい太陽光発電のポテンシャル
④太陽光発電の導入目標
⑤太陽光発電が抱える問題点
⑥目指すべき日本の太陽光発電

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント
 日本の太陽光発電の現状

再生可能エネルギー最前線レポート③ Nesrad(山梨県/太陽光発電&水素発電研究開発)
電気を「貯める」「運ぶ」ための技術開発を行う研究施設が山梨県に誕生

SECTION5 風力発電

①風力発電とは?
②日本における風力発電実績
③日本の風力発電ポテンシャル

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント 日本の風力発電の現状

再生可能エネルギー最前線レポート④ 戸田建設株式会社
どこでも設置可能な「水に浮く発電所」で日本の海を‟開拓”

SECTION6 バイオマス発電

①バイオマス発電とは?
②日本におけるバイオマス発電実績

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント 課題を抱えているバイオマス発電

再生可能エネルギー最前線レポート⑤ 鹿追町環境保全センター(北海道)
地域の課題を克服しながらエネルギーを生み出す「北海道の小さな町」の大きな成果

SECTION7 地熱発電

①地熱発電とは?
②日本における地熱発電
③まだまだ大きい地熱発電導入ポテンシャル
④地熱発電施設数の倍増を目指す日本の現状

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント 火山国日本の地熱発電の将来性

再生可能エネルギー最前線レポート⑥ 株式会社町おこしエネルギー
「ないものは自分たちでつくる」——第二の人生を地熱発電にかける——

SECTION8 水力発電

①水力発電とは?
②日本における水力発電実績
③期待される中小水力発電

市村拓斗先生の深掘りチェックポイント 日本の水力発電は転換期を迎えている

再生可能エネルギー最前線レポート⑦ NPO地域再生機構
電力を生み出し、同時に地域の課題も解決する小水力発電

SECTION9 次世代エネルギー

①水素エネルギー
②アンモニア燃料
③合成燃料
④海洋エネルギー
⑤番外編 原子力発電のこれから
⑥夢のエネルギーを求めて 世界で進む「核融合発電技術」の開発

再生可能エネルギー最前線レポート⑧ 株式会社EX-Fusion
小さな太陽を人類の手に! レーザー方式核融合への挑戦

Special Discussion(特別対談)

池辺和弘(九州電力代表取締役・前電気事業連合会会長)
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市村拓斗(森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士)

日本の未来を見すえたエネルギーはどうあるべきか
著者略歴(市村 拓斗)
監修:市村 拓斗 (いちむら たくと)
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
1982年神奈川県生まれ。早稲田大学法科大学院修了、2009年に弁護士登録、森・濱田松本法律事務所入所。電力・再生可能エネルギー分野等のエネルギー分野全般に関する業務を広く取り扱う。
経済産業省・資源エネルギー庁へ3度の出向経験を有し、2021年から2023年まで資源エネルギー庁電力・ガス事業部の制度企画調整官として「長期脱炭素電源オークション」や「同時市場」などの議論を主導した。
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