ここには、泡坂妻夫という作家の全てがある。 伏線、ダブルミーニング、ホワットダニット、謎解きの鮮やかさ、 そして、大人の遊び心が。――阿津川辰海(解説より)
第三十一回日本推理作家協会賞受賞作にして不朽の名作!
玩具会社部長の馬割朋浩は、乗車中に隕石が直撃するという奇禍で命を落とす。その葬儀も終わらぬ内に、今度は彼の幼い息子が睡眠薬を過って飲んで死亡する。更に、不可解な死が連続して馬割家を襲う。一族の謎と、ねじ屋敷と呼ばれる馬割家の庭に造られた、巨大迷路に隠された秘密とは? からくり尽くしの中で、探偵事務所所長・宇内舞子と新米助手・勝敏夫が事件に挑む。第31回日本推理作家協会賞受賞作にして不朽の名作、待望の新装版!解説=阿津川辰海
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