『エフィラは泳ぎ出せない』の詳細情報

エフィラは泳ぎ出せない
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タイトル エフィラは泳ぎ出せない
サブタイトル
著者 [著者区分]五十嵐 大 [著・文・その他]
出版社 東京創元社 レーベル
本体価格
(予定)
800円 シリーズ 創元推理文庫
ページ数 352p Cコード 0193
発売予定日 2024-07-27 ジャンル 一般/文庫/日本文学、小説・物語
ISBN 9784488491215 判型 文庫(A6)
内容紹介
あの震災がきっかけで家族を捨てたぼくは、
兄の死の知らせに再び故郷の土を踏む――
そして知る、慟哭の真実とは?
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で
話題の著者が贈るミステリデビュー作

フリーライターとして暮らす小野寺衛は、宮城県松島から上京後、一度も里帰りをしていない。知的障害のある兄をまもってほしいと両親から衛と名付けられたが、東日本大震災を機に故郷を、家族を、兄を捨てたのだ。だが、その兄が急死したという知らせを受け、衛は七年ぶりに故郷に帰ることを決意する。子どもの頃一緒に遊んだ海岸で兄は自死したらしいが、家族や友人の話を聞いた衛はそれを信じることができない。兄の死の謎を追う衛が知る、慟哭の真実とは? 障害者への差別意識や、貧しさへの“怒り”に満ちた筆致で贈る、ミステリデビュー作。

■目次
第一章 小野寺衛の追懐
第二章 小野寺健蔵の悔恨
第三章 涌谷妙子の渇望
第四章 酒井百合の欺騙
第五章 小野寺衛の慟哭
目次
著者略歴(五十嵐 大)
五十嵐 大
1983年、宮城県生まれ。元ヤクザの祖父、宗教信者の祖母、耳の聴こえない両親のもとで育つ。自身の両親のことを綴ったエッセイ『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、吉沢亮主演で映画化され話題となる。主な著書に、『しくじり家族』『隣の聞き取れないひと』『聴こえない母に訊きにいく』がある。『エフィラは泳ぎ出せない』が小説家デビュー作である。
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