『ヒトかサルかと問われても[増補新版]』の詳細情報
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タイトル |
ヒトかサルかと問われても[増補新版] |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 西江 雅之 [著・文・その他]
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出版社 |
白水社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
270p
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Cコード |
0080 |
発売予定日 |
2025-01-27 |
ジャンル |
一般/単行本/語学総記 |
ISBN |
9784560091555 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
夢を叶える明快な妄想と馬鹿げた努力
動物の仲間になりたかった少年が、超人と呼ばれる学者になるまでの波瀾万丈の半生をみずから語る。犬や猫、虫や小魚の身のこなしに驚愕し、縁の下を這い、屋根から屋根を跳びまわり、電柱をかけ登りたいと日夜修業に明け暮れた少年時代。スズメの鳴き声を一羽一羽聞き分けようと観察を繰り返し、一定の場所を一定の高さで飛ぶアゲハ蝶の交通地図を作る。それらはすべて自分自身がスズメや蝶になった時のためという「明快な妄想」と、それを支えるための「馬鹿げた努力」であった。このような練習の積み重ねが高校時代の器械体操で大きく開花するも、著者は別の道を選ぶ。その後、大学でのインドネシア語やハンガリー語、アラビア語、中国語などのさまざまな外国語の学習、サークルでの新しい仲間との出会いなどが未知の世界への欲求をさらに大きなものにしていく。そんなときに、見知らぬ学生から声をかけられた「アフリカ大陸縦断隊」に加わり、一か月以上もの船旅の末、アフリカの地に立つ。こうして、一人の型破りな文化人類学者が生まれる。単行本未収録「アフリカ縦断」紀行や著者の幼年期、高校や大学時代の写真などを増補した、没後十年記念出版。
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目次 |
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著者略歴(西江 雅之) |
一九三七年東京生まれ。文化人類学・言語学者。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了後、フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学(UCLA)大学院アフリカ研究科に留学。帰国後、東京外国語大学、早稲田大学、東京芸術大学などで教鞭を執った。東アフリカ、カリブ海地域、インド洋諸島、パプアニューギニアなどでフィールドワークに従事。アフリカ諸語、ピジン・クレオル諸語の先駆的研究をなした。現代芸術関係の分野での活動も多い。主な著作に『花のある遠景』『ことばを追って』『アフリカのことば』『新「ことば」の課外授業』『ピジン・クレオル諸語の世界』『写真集 花のある遠景』などがある。エッセイの名手としても知られ、多くの高等学校国語教科書などに文章が採用されている。二〇一五年没。 |