『ワイルドランド(下) ~アメリカを分断する「怒り」の源流 ~ 』の詳細情報

ワイルドランド(下)
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タイトル ワイルドランド(下)
サブタイトル アメリカを分断する「怒り」の源流
著者 [著者区分]■エヴァン・オズノス [著・文・その他]
■笠井 亮平 [翻訳]
出版社 白水社 レーベル
本体価格
(予定)
3800円 シリーズ
ページ数 376p Cコード 0036
発売予定日 2024-05-30 ジャンル 一般/単行本/社会
ISBN 9784560092736 判型 46
内容紹介
連邦議会襲撃に至る20年間の軌跡

2013年、米主要紙誌の特派員として十年に及ぶ海外生活から帰国した著者は、熟知していたはずの祖国アメリカが大きく変貌してしまったことに驚愕した。自分が浦島太郎になったかのような感覚を覚えるほどに、そこかしこで変化が起きていたのだ。その変化をもたらしたものは何なのか。トランプを大統領にまで押し上げたうねりの源はどこにあるのか。混沌の中から何か新しいものが生み出されようとしているのか。それを突き止めようと取材を開始する。
著者は、自分の人生で大きな関わりを持つ三つの場所(コネティカット州グリニッジ、ウェストヴァージニア州クラークスバーグ、イリノイ州シカゴ)を再訪する。取材対象は医師からヘッジファンド業界に転身するもインサイダー取引で犯罪者になったかつてのエリートに始まり、兵役を終えて帰国するも精神を病み殺人を犯してしまう元海兵隊員まで多岐に及んだ。彼らの人生の軌跡をたどることで、アメリカに「分断」や「怒り」をもたらした生々しい現実が浮き彫りになる。
「トランプ再来」に揺れるアメリカを理解するうえで重要な視座を提供する傑作ノンフィクション。
目次
[目次]
11 自由のにおいがする
12 眠りから目覚めて
13 マシーンの解体
14 戦闘思考
15 過激な自立志向
16 事実のかたまり
17 抗体
18 顔なき者
19 父さん、ぼくたち刑務所に行くの?
20 燃えさかる炎
21 この大地を見つめよ
 謝辞
 訳者あとがき
 情報源についての解説
著者略歴(エヴァン・オズノス)
[著者]
エヴァン・オズノス Evan Osnos
1976年、英国ロンドン生まれ。ハーヴァード大学卒業。
『シカゴ・トリビューン』の記者・特派員として9.11同時多発テロやイラク戦争を取材したのち北京支局長。
この間、2008年にピュリツァー賞(調査報道部門)を受賞したシリーズに貢献。
2008~13年、雑誌『ニューヨーカー』の中国特派員を務めた。
現在はワシントンDCを拠点に『ニューヨーカー』のスタッフライターとして優れたレポートを発信し続けるかたわら、ブルッキングス研究所のシニアフェローも務めている。
邦訳書に、全米図書賞を受賞した『ネオ・チャイナ』(白水社)のほか、『バイデンの光と影』(扶桑社)がある。
著者略歴(笠井 亮平)
[訳者]
笠井 亮平(かさい・りょうへい)
1976年、愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。
中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。
在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務。
著書に『「RRR」で知るインド近現代史』『第三の大国 インドの思考』『インパールの戦い』(以上、文春新書)、『インドの食卓』(ハヤカワ新書)、『モディが変えるインド』『インド独立の志士「朝子」』(以上、白水社)、共著に『軍事大国化するインド』(亜紀書房)、『台頭するインド・中国』(千倉書房)、訳書に『インド外交の流儀』『日本でわたしも考えた』『アメリカ副大統領』『シークレット・ウォーズ(上下)』『ネオ・チャイナ』『ビリオネア・インド』(以上、白水社)、監訳書に『日本軍が銃をおいた日』(早川書房)などがある。
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