『[新版]馬車が買いたい!』の詳細情報

[新版]馬車が買いたい!
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タイトル [新版]馬車が買いたい!
サブタイトル
著者 [著者区分]鹿島 茂 [著・文・その他]
出版社 白水社 レーベル 書物復権
本体価格
(予定)
3800円 シリーズ
ページ数 298p Cコード 0022
発売予定日 2024-05-20 ジャンル 一般/単行本/外国歴史
ISBN 9784560093283 判型 A5
内容紹介
本書は、『ゴリオ爺さん』のラスチニャック、『レ・ミゼラブル』のマリユス、『赤と黒』のジュリアンなどフランス文学の登場人物たちを通して、19世紀パリの風俗・日常生活を膨大な資料を駆使して描く、仏文学者・鹿島茂の出発点にして到達点である。
現在、優に百を超える著作を誇る著者が、著述家としてデビューを飾ったのが、雑誌『ふらんす』での連載「19世紀のフィジオロジー《我らが主人公たち》のパリ」であった。1986年のことである。その原稿を元に編まれた『19世紀パリ・イマジネール 馬車が買いたい!』(1990年)は、翌年サントリー学芸賞を受賞、以後、「パリ」や「古書」などをテーマに立て続けに著作を発表、数々の賞に輝き、さらに活躍の場を書評や評伝、近代日本などにも広げ、今日、鹿島茂の名を新聞・雑誌、書店で見ない日はないほどだ。
2009年には大幅増補のうえ造本も一新した「新版 馬車が買いたい!』を刊行。本書はその「新版」の待望の復刊である。
「「処女作に向かって作家は成熟する」という定理があるとおり、その後に私が展開することになる要素のすべてが詰まっている」(序文より)
目次
著者略歴(鹿島 茂)
1949年生まれ。フランス文学者。明治大学名誉教授。
東京大学仏文学科卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。
1991年、本書『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』(青土社、のちに文春文庫)で講談社エッセイ賞、2000年『職業別 パリ風俗』(白水Uブックス)で読売文学賞評論・伝記賞受賞。著作は他に『「レ・ミゼラブル」百六景』(文春文庫)、『パサージュ論 熟読玩味』(青土社)、『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789-1815』(講談社学術文庫)、『渋沢栄一』(文春文庫)、『失われたパリの復元 バルザックの時代の街を歩く』(新潮社)など多数。書評アーカイブWEBサイトALL REVIEWS主宰。
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