『生命線ーー隔てるもの、つながるもの ~Lifelines: That Which Divides or Connects Us ~ 』の詳細情報
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タイトル |
生命線ーー隔てるもの、つながるもの |
サブタイトル |
Lifelines: That Which Divides or Connects Us |
著者 [著者区分] | 江上越 [著・文・その他]
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出版社 |
美術出版社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
7800円 |
シリーズ |
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ページ数 |
164p
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Cコード |
0071 |
発売予定日 |
2024-08-09 |
ジャンル |
一般/単行本/絵画・彫刻 |
ISBN |
9784568105797 |
判型 |
A4 |
内容紹介 |
【トリリンガル仕様/日本語・英語・中国語】★English follows Japanese★ 2021年、Forbes Asia 30U30(フォーブス・アジアが選ぶ、世界にイノベーションを起こす30歳以下の30人)アート部門に選出! 注目の若手アーティスト・江上越の作品集。
大学から北京に渡り、現在も中国随一の名門・清華大学に籍を置きながら、世界を股にかけてエネルギッシュに活動する江上越。中国に縁の深い彼女が新作で描いたのは、作家・北方謙三氏との出会いによって生まれた『三国志』です。 2023年12月に京都で開催した個展では、劉備、曹操、孫権ら登場人物たちの肖像画、ダイナミックな合戦シーンを描いた大型作品が披露され、観る者の心を強く惹きつけていました。
本書では、その『三国志』作品に加え、ゴッホやマティス、梅原龍三郎、岸田劉生など江上が影響を受けた画家や文豪・哲学者らの肖像画、コロナ禍に制作した人間関係を新たな視線で捉え直した作品群「ソーシャルディスタンス」など、彼女が一貫したテーマとして描く《コミュニケーションのかたち》をつまびらかにします。
江上の描く絵画の特徴は、《にじいろ》を彷彿とさせる豊かな色彩と力強いストローク。 一つひとつの色が独立して存在し交わることなく続く一筆ひと筆の筆致は、空にかかる虹のように希望や光を感じさせます。その一方で、平行して伸びるストロークは人と人とのコミュニケーションのズレを興味深く可視化することに成功しています。
本書は、美しさと大胆さ、そして思慮深さを表現した江上の作品世界を堪能できる一冊となっています。絵画作品125点収録。
【掲載テキスト】 エッセイ 北方謙三 「顔の中の顔」
論考執筆者: 富井玲子(美術史家、ポンジャ現懇・主宰) クリスティーナ・ユ・ユ(ボストン美術館アジア美術部部長) 張子康(新澤美術館館長)
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目次 |
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著者略歴(江上越) |
1994年千葉県生まれ。2022年中央美術学院(北京)博士課程修了、2017年カールスルーエ造形大学(ドイツ)に留学、2020年文化庁新進芸術家海外派遣により渡米、「東洋的な油絵」の探求やミスコミュニケーションをテーマに制作、国際的に活躍。主な個展に「憑りつかれる魂」(ウッドワン美術館・広島、2023年)、「エントランス・ギャラリーvol.1 江上越」(千葉市美術館)、「Oriental Mystery」(HOW Art Museum・上海、2023年)、グループ展に「Collection visit with Sam and Rachel Shikiar」(グッゲンハイム美術館企画プログラム、ニューヨーク、2021年) などがある。 |