『奇跡のオダイ 霊能一代 砂澤たまゑの生涯』の詳細情報

奇跡のオダイ 霊能一代 砂澤たまゑの生涯
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タイトル 奇跡のオダイ 霊能一代 砂澤たまゑの生涯
サブタイトル
著者 [著者区分]内藤憲吾 [著・文・その他]
出版社 二見書房 レーベル
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 320p Cコード 0014
発売予定日 2024-12-11 ジャンル 一般/単行本/宗教
ISBN 9784576241234 判型 46
内容紹介
『お稲荷さんと霊能者』の著者による、伏見稲荷大社のオダイ(霊能者)・砂澤たまゑの生涯のドキュメント。神様の導きによって厳しい修行に身を捧げ、数々の奇跡を起こし、慈悲に生きた奇跡のオダイはいかにして誕生し、その生涯を全うしたのか。話題の書『増補改訂版 霊能一代』では描かれなかった、奇跡のオダイの物語――。
目次
まえがき

第一章 幼き日々
●尾下たまゑ誕生
●転落事故で九死に一生を得る信心深かった父
●神様との邂逅
●十八歳で失明し、巫者として生きた祖母
●最後まで行を実践した祖母

第二章 小学生のころ
●初めての伏見稲荷大社参拝
●赤ん坊を背負って小学校に通う
●透視ができる不思議な少女
●人の心を読む少女
●他家に住み込んで働く
●奉公先の厳しいしつけに耐える

第三章 大阪にいたころ
●働くことへの旺盛な好奇心と意欲
●大阪に出る
●医者の家で子守りと看護婦見習いの日々
●医者の家を出て、外で働きはじめる
●楽しかった青春時代
●念願だったミシンを踏む仕事をする

第四章 オダイになる
●伏見稲荷から御神璽を受ける
●真言宗の行者になりそこねる
●御神璽を受けたことで起きた思いがけない異変
●巫病に悩まされる
●激しい行によって得た能力
●結婚を望んだ男性の出征
●父・菊松、この世を去る
●意識を失い、不思議な光景に出会う
●生まれ変わりによって受け継がれる能力

第五章 満州へ
●たまゑの身に再び起きた重大な変化
●海軍第二衣糧廠で働く
●神様からの突然のお告げ――「満州へ行こう」
●極寒の満州での新たな生活
●風船爆弾、「ふ」号兵器の製造に携わる
●相次ぐ爆発事故
●満州の悲惨な生活
●満州での二度目の春

第六章 引き揚げ
●新京からの脱出
●外地で聞いた玉音放送
●釡山港からの脱出
●遍照寺に身を寄せる
郷里へ帰る

第七章 戦後の苦難の日々
●マラリアに感染する
●仕事のない日々
●GHQの宗教改革、そして続々と誕生した新宗教と教祖
●出口王仁三郎との出会い
●七夕に届いた訃報
●ペニシリンを買って、再び無一文に
●坪原喜三郎との出会い

第八章 何をやってもうまくいかない
●三度目の自殺を試みる
●神様への反抗
●お菓子屋を開く
●食い詰めて重大な決意をする
●伏見稲荷での行に打ち込む日々
●命がけの滝行
●白い着物の幽霊

第九章 オダイ専業になる
●「牛の神様」として評判になる
●無理難題を吹っかけてくるお稲荷さんとケンカ
●妹の事故死を予見する
●お堂が完成する
●オダイとして多忙を極める毎日
●オダイの仕事をしながら三人の子どもを育てる
●伏見稲荷と正式につながる
●扱所の祭りで神様が降りてきた
●伏見稲荷のお山で起きた不思議な現象の数々

第十章 鳥取と福知山の二重生活
●神様に指示され、二度目の結婚をする
●子育ては神様との共同作業
●若いころからの無理がたたり、大病を患う
●伏見稲荷に参集殿が新築される
●作歌を始める
●たまゑの助言でネギ長者になった男性

第十一章 前田の時代
●神様とともに下柳町から前田へ移る
●三丹支部に昇格する
●さまざまな凶事に見舞われたどん底の時代
●調停事件で裁判に出る
●立ち退きを迫られた人を救う
●最初のお塚を造る
●御幣のおかげで助かった牛たち
●お山禁止

第十二章 内記稲荷神社に奉仕する
●内記稲荷神社へ神様とともに移る
●またもや病魔に襲われる
●初めての安住の地
●子育てからの解放
●山口扱所での珍事
●内記稲荷に末社建立
●信者の独立騒動
●有名ホテルの経営者を追い返す

第十三章 最高位を極める
●坪原喜三郎が伏見稲荷の第十三代宮司に就任
●四番目のお塚を造る
●豊川稲荷に参る
●八〇〇人を超える信者
●仏門に入る運命だった青年
●土地のバブル崩壊を免れた信者
●オダイとして頂点に立つ

第十四章 ひとりになる
●阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件
●六番目のお塚を造る
●長通寺に観音堂と石碑を建立
●夫が倒れる
●大惨事を身代わりとなって防ぐ
●「9・11」同時多発テロと行の年季明け
●銅像建立を断り、七番目のお塚を造る

第十五章 転居
●女子大生にとり憑いた男の霊
●豊玉さんがやってきた
●夫の死と引退宣言
●神様の仕返し
●難航した後継者探し
●移転先が決まらない

第十六章 最晩年
●ついに内記稲荷を離れる
●八番目のお塚を建立
●老齢によるトラブルが続出
●介護施設に入る
●永遠の訪れ

あとがき
著者略歴(内藤憲吾)
1951年、兵庫県生まれ。京都大学文学部卒。出版社勤務を経て、翻訳著述業。
主な翻訳書に「名画の読み方」シリーズ(創元社)、主な著書に『お稲荷さんと霊能者(河出文庫)、『増補改訂版 霊能一代』(二見書房)などがある。
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