『近世長崎渡来人文運史 ~言語接触と文化交流の諸相 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
近世長崎渡来人文運史 |
サブタイトル |
言語接触と文化交流の諸相 |
著者 [著者区分] | 若木太一 [著・文・その他]
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出版社 |
勉誠社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
13000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
704p
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Cコード |
3021 |
発売予定日 |
2024-06-13 |
ジャンル |
専門/単行本/日本歴史 |
ISBN |
9784585320449 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
近世日本において、東アジア各地より渡来した異国人たちは、さまざまな分野において多大な影響を与えた。 通事(通訳)となった者、詩を通し日本の文人たちとかかわった者、政治的に活躍した者…。 異国人たちはどのように日本で活躍し、どのような思想、文学作品を遺したのか。 彼らがたどり着いた「長崎」という場を軸に、様々な資史料を検証し、文化交流の諸相を明らかにする。
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目次 |
前言
第一部 海峡渡航者と日本 一 藤原惺窩筆談考―「達徳」への道― 二 朝鮮通信使と石川丈山―「日東の李白」考― 三 〈翻刻〉石山丈山自筆原翰『與朝鮮國権學士菊軒筆談書』 四 雨森芳洲小考―唐話の師國思靖― 五 雨森芳洲の語学書
第二部 明清交代と長崎 一 隠元―「万国の春」を心に― 二 鐵心道胖の文事―「聖福八景」詩原巻とその時代― 三 牛込忠左衛門の詩宴―「長崎八景」― 四 『彦山勝景詩集』の詩人・文人―八景・十二景の表象―
第三部 渡来人の系譜 一 近世渡来人の系譜―『訳司統譜』から― 二 唐通事・林道栄の生活と文事―雅俗訳通― 三 唐通事・劉宣義の生活と文事 四 都へ出た唐通事―劉図南― 五 東京通詞魏氏の家系―魏五左衛門龍山を中心に― 六 唐話会と江戸文学 七 「唐通事由来書」考
第四部 長崎聖堂とその周辺 一 向井元升事略―入洛前後― 二 向井元升著述考―東西文化の接触― 三 盧氏の系譜 四 高玄岱の文事―宝永・正徳期― 五 新出・高玄岱『鏜山游記』について 六 高玄岱自筆巻子本『心田菴記』について 七 大潮元皓の生涯 八 『瓊浦遊草』の世界―大潮元皓の長崎滞在― 九 高階暘谷―その風貌と逸詩―
あとがき 初出一覧 |
著者略歴(若木太一) |
1942年生まれ。長崎大学名誉教授。 著書に『長崎聖堂祭酒日記』(共編著、関西大学東西学術研究所、2010年)、『新長崎市史』第二巻近世編(共著、長崎市、2012年)、『長崎・東西文化交渉史の舞台』(共編著、勉誠出版、2013年)、『長崎先民伝 注解―近世長崎の文苑と学芸』(共編著、勉誠出版、2016年)などがある。 |