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タイトル |
平安朝詩文論集 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | 後藤昭雄 [著・文・その他]
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出版社 |
勉誠社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
12000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
528p
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Cコード |
3090 |
発売予定日 |
2024-08-30 |
ジャンル |
専門/単行本/文学総記 |
ISBN |
9784585390435 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
平安朝において漢詩文は、学問の中心として大きな位置を占めていた。 国家儀礼はもとより、官吏登用試験、公的な宴の場や歴史書編纂、さらには宗教の場などにおいても、 漢学の素養の有無がそこに関わる人物の評価に大きく関わるものであった。 平安朝の文人たちが残した漢文資料の一文字一文字と真摯に向き合い、内容を読解。 彼らの学問環境、史的位置づけと重ね合わせることで、 平安朝の漢詩文をめぐる歴史的状況を明らかにする。 長年に亙って平安朝の漢文学研究に携わってきた著者の最新論文集。
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目次 |
はじめに
一 文学史研究 1 平安朝における『孝経』の受容 2 平安朝人は『後漢書』をいかに読んだか―吉川忠夫訓注『後漢書』第一冊を読んで 3 中国へ伝えられた日本人の著作―淡海三船の『大乗起信論注』 4 淡海三船「南山の智上人に贈る」詩について 5 「銅雀台」―勅撰三集の楽府と艶情 6 嵯峨朝における「新楽府」受容について 7 日唐間における経典の往還―『千手儀軌』の伝流 8 仁明朝の宮廷文学と東アジア 9 桜の文学小史 10 菅原是善の願文と王勃の文章 11 延喜二十二年大宰府返牒考 12 『言泉集』所引の平安中期願文資料 13 尚歯会と書と絵 14 平安朝における白居易「劉白唱和集解」の受容 15 大江匡衡と『文選』 16 呉越と平安朝の漢学 17 『本朝文粋』の文人―上位入集者とその作品 18 『本朝文粋』の一首の詩序と『明衡往来』の一通の書状 19 白居易「諭友詩」の本文―我が国に残る古写本
二 文人伝研究 20 『経国集』の作者序論 21 空海の周辺―勅撰詩集作者との交渉 22 勅撰三集の詩と歴史学 23 『扶桑集』の詩人 24 文人たちの交友―藤原行成を軸として 25 源為憲と藤原有国の交渉について 26 創り出された平安朝詩人―『本朝一人一首』の過誤
【付載】 27 史料所載平安朝詩詩題索引
あとがき 索 引 |
著者略歴(後藤昭雄) |
後藤昭雄(ごとう・あきお) 1943年、熊本市に生まれる。1970年、九州大学大学院修了。現在、大阪大学名誉教授。 主要著書に、『平安朝漢文学論考』(桜楓社、1981年。補訂版、勉誠出版、2005年)、『本朝文粋』(共校注、新日本古典文学大系、岩波書店、1992年)、『平安朝漢文文献の研究』(吉川弘文館、1993年)、『日本古代漢文学与中国文学』(日本中国学文萃、中華書局、2006年)、『大江匡衡』(人物叢書、吉川弘文館、2006年)、『平安朝漢文学史論考』(勉誠出版、2012年)、『本朝漢詩文資料論』(勉誠出版、2012年)、『平安朝漢詩文の文体と語彙』(勉誠出版、2017年)など。 |