『働き方と暮らし方の哲学』の詳細情報

働き方と暮らし方の哲学
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タイトル 働き方と暮らし方の哲学
サブタイトル
著者 [著者区分]■「未来世界を哲学する」編集委員会 [編集]
■美馬 達哉 [編集]
出版社 丸善出版 レーベル 未来世界を哲学する
本体価格
(予定)
2400円 シリーズ
ページ数 216p Cコード 1310
発売予定日 2024-11-05 ジャンル 教養/全書・双書/哲学
ISBN 9784621309858 判型 46
内容紹介
「人生100年時代」となった21世紀において、長寿化は生きることを量的に延長させただけでなく、質的に変化させつつある。とりわけ、急速に変容しつつあるのは「労働」のあり方だ。ネットワーク化されたデジタル社会において、生産と消費や労働と余暇の区別は不分明化し、働くことは物質的なレベルでの行為ではなくなりつつある。その中で、生きることと働くことの価値はどう定義されていくのか。多様な視点から、働き方と暮らし方生き方の哲学に挑む。
目次
第1章 最も必要なだけの人生――節約と独立の思想の行方/荒木優太
  1 最も必要なものだけの国家?
  2 ベーシック・インカム論を振り返る
  3 当世アナキズムと事実性
  4 多元化する経済と脱場所性
  5 ミニマリズムからFIREへ
  6 おわりに――来たるべき丼勘定
第2章 ケアする人の/へのケアの倫理――平等から共生へ/小西真理子
  1 依存労働者と平等
  2 キテイによるドゥーリアの思想
  3 透明な自己
  4 ケア倫理学の原理
  5 過剰なケアと自己犠牲
  6 処遇困難な依存者の不可視化
  7 トルーディ事件
  8 トルーディのケア、キテイのケア
  9 おわりに――「共生」のためのドゥーリア
第3章 プラットフォーム経済の生き方、読み方、抗し方――評価経済の管理と集合的レーティングの問題をどう超えるか/谷川嘉浩
  1 はじめに――スマホ時代の多忙文化とその問題
  2 多忙による自己逃避を生み出すアテンションエコノミー
  3 アテンションエコノミーをめぐる議論
  4 プラットフォームという視点
  5 プラットフォームによる、ユーザーのソフトな「管理」
  6 プラットフォーム経済にどう抵抗するか――「政治的解決」、そして「規約の改善」というアプローチ
  7 一旦の結論――プラットフォームの時代を生きるには
  8 レーティングによって変わる「出会い」の意味
  9 レーティングと出会いを、津村記久子「サキの忘れ物」から考える
第4章 「ていねいな暮らし」という生き方――家事のままで家事を越える/福島智子
  1 「ていねいな暮らし」という生き方(ライフスタイル)の出現
  2 「ていねいな暮らし」とは
  3 カジノジェンダーレス化/無流社会へのメルクマールか?
  4 おわりに――身体性の回復
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