『知の典拠性と図書館 ~間接的知識の探求 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
知の典拠性と図書館 |
サブタイトル |
間接的知識の探求 |
著者 [著者区分] | ■齋藤 泰則 [翻訳] ■パトリック・ウィルソン [著・文・その他]
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出版社 |
丸善出版 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
5200円 |
シリーズ |
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ページ数 |
232p
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Cコード |
3004 |
発売予定日 |
2024-10-02 |
ジャンル |
専門/単行本/情報科学 |
ISBN |
9784621310113 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
知識を獲得する主要な方法の一つは,図書をはじめとする文献を参照する,あるいは読むことである。
本書の原書名に使用されている“Second-hand Knowledge”とは,主として文献や専門知識を有する他者から得られる間接的知識を指している。この間接的知識を獲得する主要な場が図書館である。それゆえ,間接的知識の獲得は,必然的に文献や図書館との関係において議論される。
文献であれ,他者からであれ,それらの知識資源から知識を獲得する場合,何らかの選択が働いているはずである。本書は,文献や他者という知識資源の典拠性(信頼性,妥当性,真理性等)を基礎に,その選択の問題に焦点をあてたものである。
21世紀になり,インターネットの匿名性と無典拠性が蔓延る現代の情報世界において,パトリック・ウィルソンが紐解いた「知の典拠性(Cognitive Authority)」はいっそう重要な概念として受容されている。
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目次 |
序章
1章 直接的および間接的知識 1.1 視点 1.2 レンズ 1.3 頂上からの眺望 1.4 実体験から学ぶこととは
2章 知の典拠 2.1 典拠,影響,信頼性 2.2 知識と意見 2.3 典拠性の程度 2.4 典拠の領域 2.5 典拠の基礎 2.6 専門的知識と典拠 2.7 我々は,我々の典拠を信じるのか 2.8 結
3章 知識産業:質と流行 3.1 産業の分析 3.2 知識の生産と質のコントロール 3.3 流行と知的好み 3.4 知識産業における流行
4章 知識産業:組織のもつ典拠性 4.1 組織のもつ典拠性 4.2 科学の典拠性 4.3 社会科学 4.4 歴史学 4.5 現時の歴史としての社会科学 4.6 歴史学と典拠性 4.7 精神科学とソフトな分類 4.8 流行に立ち戻る 4.9 批判に関する典拠性 4.10 知識の生産とは
5章 日常生活における知の典拠 5.1 対立と対立の回避 5.2 最初のストック 5.3 参入の要件 5.4 通常の仕事 5.5 専門職 5.6 業務の指示 5.7 個人の生活 5.8 見世物としての世界 5.9 公的問題
6章 情報検索と知の典拠 6.1 印刷世界の典拠 6.2 誤った情報システム 6.3 評価への要求 6.5 代理人としての図書館員 6.6 教育的図書館 6.7 自由主義の図書館 6.8 懐疑主義的図書館員
文献紹介 訳者あとがき 索引 |