『デジタルテクノロジーと時間の哲学』の詳細情報

デジタルテクノロジーと時間の哲学
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タイトル デジタルテクノロジーと時間の哲学
サブタイトル
著者 [著者区分]■直江 清隆 [翻訳]
■佐藤 駿 [翻訳]
■鹿野 祐介 [翻訳]
出版社 丸善出版 レーベル
本体価格
(予定)
2200円 シリーズ
ページ数 158p Cコード 1010
発売予定日 2024-12-03 ジャンル 教養/単行本/哲学
ISBN 9784621310472 判型 46
内容紹介
「デジタルテクノロジーが我々の時間と存在にどのような影響を与えうるのか?」という現代的課題に、技術哲学分野の第一人者が、初めて独自の刺激的な視点から挑んだ野心作 ●プロセス哲学、ナラティブ理論、テクノパフォーマンスの概念を用いて、デジタルテクノロジーが「私たちの時間と存在との関係をどのように形づくっているか」を分析し、AIをはじめとする新技術や気候変動などに照らして、それが何を意味するのかを論じる。●現代の技術哲学とメディア論との対話と「人間的年代(アンスロポクロネ)」と呼ばれるものに共通する時間について、独自の問いを設定して、私たちが今日どのように存在し、時間に関係するのかを理解するための概念フレームワークを具体的かつ分かりやすく提案する。
目次
第1章 イントロダクション——時間、実存、技術
    時間の加速と実存/地球レベルでの時間/現在主義の陥穽/デジタルテクノロジーによる時間形成/時間と技術を再考する/  
    本書の構成
第2章 プロセス、ナラティブ、パフォーマンス——デジタルテクノロジーは時間性と実存をどのようにかたちづくるのか
   【プロセス】
    プロセス哲学の考え方/プロセス哲学をデジタルテクノロジーの哲学に応用する/デジタルテクノロジーと私たちの責任
   【ナラティブ】
    プロセスアプローチにナラティブ理論を統合する/ナラティブに伴う責任
   【パフォーマンス】
    プロセスとナラティブの身体的=運動的な側面と行為遂行的性格/時間のテクノパフォーマンス/時間のテクノパフォーマ     
    ンスの政治性/テクノパフォーマンスとしての実存
   【複数時間性と権力】
    時間の多元性とその統合/時間のテクノパフォーマンスの政治的・規範的な側面】
第3章 人間的年代における共通時間を求めて——善き時間、同時代化、そして気候変動時代におけるグローバルな共=実存の政治
   【カイロス:善き時間と意味のある存在】
    善き時間のパフォーマンスとは何か/異なる時間のテクノパフォーマンスと時間的パフォーマンス/時間の管理とデジタルテ 
    クノロジー/デジタルテクノロジーと善き時間
   【カイロス的政治と同時代化:気候変動時代における時間と共=実存の政治】
    時間の創造と政治性/ポスト人間年代的思考と同時代化/デジタルテクノロジーと政治的なテクノパフォーマンス/カイロス 
    的政治とその責任/善き時間と新たなテクノパフォーマンス
訳者解説
参考文献
索  引
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【第1章キーワード】デジタル技術・時間・時間性・存在・脆弱性
【第2章キーワード】プロセス哲学・ベルクソン・ナラティヴ・意味・リクール・パフォーマンス・時間のテクノパフォーマンス
【第3章キーワード】ロマンチシズム・ボルグマン・カイロポリティクス・シンクロニシティ・アントロポクロン・長期主義
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