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タイトル |
エリア随筆抄【新装版】 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■チャールズ・ラム [著・文・その他] ■山内義雄 [翻訳] ■庄野潤三 [解説]
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出版社 |
みすず書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
2900円 |
シリーズ |
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ページ数 |
240p
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Cコード |
1098 |
発売予定日 |
2022-04-12 |
ジャンル |
教養/単行本/外国文学、その他 |
ISBN |
9784622090960 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
F・ベイコン以来の長い伝統を誇るイギリス・エッセイ文学の完成者として知られるチャールズ・ラム。その作品は『エリア随筆集』正・続2作に輝き、わが国の英文学者にも最も愛されてきた。
「一種の象眼細工のような趣」(戸川秋骨)、「極めて精緻な用意を以て成る……技巧の神」(平田禿木)、「天下無類の書物」(林達夫)、「至芸の文体」(平井正穂)——これらの賛辞に埋め尽くされた作品は、逆に読者を寄せ付けなくしているのではないだろうか。
〈自身が事務机となり、机が私の魂の中に食いこん〉だ、30余年にわたるサラリーマン生活の余暇に書きためられたエッセイ、それが『エリア』でもある。 〈花の都ロンドンで、私はサラリーマン〉を一途に勤めあげた、ラムの日々のつぶやきの結晶が、この作品でもあるのだ。
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目次 |
南海商会 除夜 ヴァレンタイン・デイ 私の近親 はじめての芝居見物 現代の女性尊重 食前感謝の祈り 幻の子供たち——夢物語 煙突掃除人の讃 豚のロースト談義 H——シャーのブレイクスムア 書物と読書についての断想 懐かしのマーゲイト通いの船 年金生活者 婚礼 古陶器
あとがき 訳注 略譜 ラムとのつきあい 庄野潤三 |
著者略歴(チャールズ・ラム) |
(Charles Lamb) 1775-1834。イギリス・ロンドンのエッセイスト。筆名エリアElia。82-89年クライスト学院に在学。89-1825年、南海商社のちに東インド会社に勤務。96年、友人コールリッジのPoems on Various Subjectsにソネット4編を収める。98年、彼の詩のなかで最も有名な ’The Old Familiar Faces’ を含む詩集Blank VerseをCharles Lloydと出版。1807年、姉メアリイと『シェイクスピア物語Tales from Shakespeare』刊行。London Magazine誌のスタッフとして寄せたエッセイを、23年に『エリア随筆集(Essays of) Elia』、33年には『続エリア随筆集The Last Essays of Elia』として刊行する。 95年末から翌年初めまで、失恋の悲しみから入院。96年、姉メアリイは発作から母親を刺殺。チャールズは、この姉の保護に献身して生涯独身を通し、姉もまた弟チャールズに報いた。 |
著者略歴(山内義雄) |
(やまうち・よしお) 1905-1968。愛媛県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。明治大学教授。訳書 ベネット『文学趣味』、ハーディ『テス』、ホワイト『セルボーンの博物誌』、ラム『ユリシーズの冒険』他。 |
著者略歴(庄野潤三) |
(しょうの・じゅんぞう) 1921(大正10)-2009。大阪府生まれ。九州大学東洋史学科卒業。1955年(昭和30)『プールサイド小景』により芥川賞受賞。61年(昭和36)『静物』により新潮社文学賞受賞。65年(昭和40)『夕べの雲』により読売文学賞受賞。日本芸術院会員。 |