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タイトル |
ルドン 私自身に 新装版 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■オディロン・ルドン [原著] ■池辺一郎 [翻訳]
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出版社 |
みすず書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
4200円 |
シリーズ |
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ページ数 |
248p
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Cコード |
3071 |
発売予定日 |
2024-05-20 |
ジャンル |
専門/単行本/絵画・彫刻 |
ISBN |
9784622097174 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
オディロン・ルドンは、夢やファンタズマゴリーを描きつづけるとともに、自然のヴィジョンに決してたじろがなかった画家である。 少年の日の記憶、普仏戦争での一兵士としての体験、植物学者クラヴォ一によってひらかれた未知の生命体への驚き、孤高の銅版画家プレダンとの出会い……。ラ・ヴィ、人生、生活、生、こんな言葉がこれほどくり返され、画家の内面がこれほど率直に語られる芸術論は稀れであろう。ここには、20代の若き日から晩年にいたるまで、幻想の画家の人生と芸術と芸術家をめぐる自分自身との対話が記録されている。 「黒と白」の版画の世界、色彩ゆたかなパステル画の群。ルドンの言葉は、彼の作品とともに限りなく美しい。
「天から授かったものに従うことも、自然の命ずることです。私の授かったものは、夢にふけることでした。私は想像の跳梁に苦しめられ、それが鉛筆の下に描き出すものに驚かされました。けれどもはじめ驚かされたものを、逆に私の学んだ、また私の感じる芸術の生理に従わせて、見る人の眼に突然魅力あるものとし、思想の極限にある、言葉ではいい得ないものをそっくり呼び起こすように持っていったのです。……暗示の芸術は、ものが夢に向かって光を放ち、思想がまたそこに向かうようなものです。退廃と呼ばれようが、呼ばれまいが、そういうものです。むしろ我々の生の最高の飛翔に向かって成長し、進化する芸術、生を拡大し、その最高の支点となること、必然的な感情の昂揚によって精神を支持するのが暗示の芸術です。」――オディロン・ルドン
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目次 |
芸術家のうちあけ話 私自身に 日記1867-1915 マリー・カザン ジャン・ドラン シューマン ベルリオーズ フロマンタン ミレー アングル カザン メッソニエ シャントルイユとプリュードン ファンタン・ラトゥール ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ クールベ 印象派展覧会について ロドルフ・ブレタン ドラクロワ
訳者あとがき |
著者略歴(オディロン・ルドン) |
(Odilon Redon) フランスの画家。1840年、ボルドーの葡萄園地主の息子として生れる。20歳ごろから画家を志す。植物学者クラヴォー、銅版画家プレダンの指導を受け、黒を基調とした幻想的な版画を描き、40歳を越えて認められる。1870年、普仏戦争に従軍。1890年前後から色彩ゆたかなパステル画を描き始める。1916年、パリにて死去。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 |
著者略歴(池辺一郎) |
(いけべ・いちろう) 1905年池辺三山の長男として東京に生れる。1932-38年、絵画研究のためフランスに留学。一水会常任委員。1986年死去。著書『近代絵画のはなし』(南窓社、1965)『ルドン——夢の生涯』(読売新聞社、1977)『未完のゴーガン』(みすず書房、1982)『池辺三山』(みすず書房、1989)。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 |