『ハイブリッド・ヒューマンたち ~人と機械の接合の前線から ~ 』の詳細情報
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タイトル |
ハイブリッド・ヒューマンたち |
サブタイトル |
人と機械の接合の前線から |
著者 [著者区分] | ■ハリー・パーカー [原著] ■川野太郎 [翻訳]
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出版社 |
みすず書房 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
256p
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Cコード |
0036 |
発売予定日 |
2024-07-18 |
ジャンル |
一般/単行本/社会 |
ISBN |
9784622097181 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
アフガニスタン紛争地に従軍して両脚を失った作家が、義肢からBMIまで、障害の支援技術(アシスティブ・テクノロジー)をテーマに綴った出色のエッセイ。身体と機器の接合が自己の感覚、生活の質、障害のスティグマをいかに劇的に変えるか。機器がユーザーにもたらす希望や疑念、そして接合の代償とは──。心身の経験をさまざまな当事者の目線に沿って見つめる。 脚を失って知った、義足の賢さと面倒くささ、日常の痛み、ただれや摩擦の飼いならし方。以前、兵士だった頃は強さこそが価値とされた(「勝てないことの結果が二位であり、二位が死であるとき、弱さの入る余地はほとんどない」)。そんな著者にとってあらたな生活は、心にくすぶるエイブリズムとの格闘でもある。「障害者」という呼称も腑に落ちない著者は、機械との接合の前線を拓いている人々の話を聞きに行く。チタン‐骨結合を用いる義足の早期導入者やその開発者たち、支援機器の研究者たち、個性としての義肢の可能性を拡げるアートプロジェクト……。 その情景を曇りのない目で評価しようとする書き手の意志が、湿度を削ぎ落した語りを通して伝わってくる。義肢の歴史や、障害者の権利をめぐる闘いの足跡にも行き当たりながら、アシスティブ・テクノロジーと人間の関係の現在を描き出す。
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目次 |
壊れた身体の夢 ハイブリッドになる 金属の亡霊たち インターフェーシング 取引 骨のこぎりをくれ 自由は高くつく 絶えゆく光への激しい怒り われわれの似姿に サイボーグがやってくる 怪物たち 金継ぎ
謝辞 訳者あとがき
エイブリズムについての注記 図版出典 参考文献 |
著者略歴(川野太郎) |
(かわの・たろう) 1990年熊本生まれ。早稲田大学文学研究科現代文芸コース修了。翻訳家。訳書 シェルトン『ノー・ディレクション・ホーム ボブ・ディランの日々と音楽』(共訳、ポプラ社、2018)、ボーダー『スナックだいさくせん!』(岩崎書店、2020)、ノーマン『ノーザン・ライツ』(みすず書房、2020)、ミレット『子供たちの聖書』(みすず書房、2021)、ロブレヒト & ドレイパー『ぬいぐるみきゅうじょたい』(岩崎書店、2022)、スタージョン『夢みる宝石』(筑摩書房、2023)など。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 |