『信じない人のための〈宗教〉講義 新装版』の詳細情報

信じない人のための〈宗教〉講義 新装版
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タイトル 信じない人のための〈宗教〉講義 新装版
サブタイトル
著者 [著者区分]中村圭志 [著・文・その他]
出版社 みすず書房 レーベル
本体価格
(予定)
3200円 シリーズ
ページ数 256p Cコード 1014
発売予定日 2024-06-18 ジャンル 教養/単行本/宗教
ISBN 9784622097266 判型 46
内容紹介
〈宗教〉なんて過去の遺物? あやしいもの? 怖いもの? そんなあなたのために、ざっくばらんな世界〈宗教〉ツアーをご用意しました。ご安心ください。何か特定の〈宗教〉へお誘いするようなことはありません。私もまたいわゆる〈無宗教〉の一人ですから。
「〈宗教〉という言葉はやや漠然とした言葉です。この茫漠と広がる意味領域を大雑把にひっくるめて述べるとすると、〈宗教〉とはなんらかの制度として存在している、とでも言っておくしかなさそうです。そうした制度の別の側面は、人びとの意識のなかに現れるさまざまな世界イメージです。
人びとは日々の暮らしのなかで世界イメージを自己のものとする努力を行なっています。この努力の世界に読者をいざなおうというのが本書の目的です」(はじめに)
宗教家や宗教学者にはちょっと書けない、この脱〈信仰〉型の宗教案内で、私たち自身の偏見や怖れをも、このさい解きほぐしてみましょう。
目次
1 はじめに
2 宗教のネットワーク、無限の多様性
3 高校の地図帳に載っている「宗教」
4 ひとつの物語――ユダヤ教の伝承から
5 もう一回考える――共同体・戒律・神・神話・儀礼
6 二大宗教の拡大――キリスト教とイスラム教
7 キリスト教――信仰の系譜
8 近代を生み出した西洋
9 イスラム教というシステム
10 東ユーラシア/多神教
11 建て前としての仏教
12 変容のプロセス――仏教いろいろ
13 インド人の宗教――ヒンドゥー教
14 儒教と道教――転変の世界
15 どう語る? 日本宗教
16 さまざまな宗教
17 デジタルなアイデンティティー
18 あっちとこっち――宗教的次元(?)と日常的次元(?)
19 障害を乗り越える宗教?
20 時代のなかの宗教

あとがき
読書案内
索引
著者略歴(中村圭志)
(なかむら・けいし)
1958年、北海道小樽市に生まれる。北海道大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修了、宗教学専攻。編集者・翻訳家。著書:『ビジュアルでわかるはじめての〈宗教〉入門』(河出書房新社、2023年)、『亜宗教――オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』(インターナショナル新書、2023年)、『宗教図像学入門』(中公新書、2021年)、『24の「神話」からよむ宗教』(日経ビジネス人文庫、2021年)他多数。訳書:マリーズ・リズン『1冊でわかるファンダメンタリズム』(岩波書店、2006年)、タラル・アサド『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』(岩波書店、2004年)、ロバート・N・ベラー他『心の習慣――アメリカ個人主義のゆくえ』(共訳、みすず書房、1991年)他多数。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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