『鋼の王国 プロイセン 上 ~興隆と衰亡1600-1947 ~ 』の詳細情報

鋼の王国 プロイセン 上
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タイトル 鋼の王国 プロイセン 上
サブタイトル 興隆と衰亡1600-1947
著者 [著者区分]■クリストファー・クラーク [原著]
■小原淳 [翻訳]
出版社 みすず書房 レーベル
本体価格
(予定)
5400円 シリーズ
ページ数 536p Cコード 1022
発売予定日 2024-12-02 ジャンル 教養/単行本/外国歴史
ISBN 9784622097464 判型 46
内容紹介
プロイセンの歴史を描き切り、歴史家クラークの名を世に知らしめた出世作。プロイセンを語らずしてヨーロッパを理解することはできないと鮮やかに示した本書は、プロイセン史の決定版として輝きを放っている。
現在のオランダからリトアニアまで広がり、多くの民族、宗教、文化、社会を包み込んだプロイセンは、不毛な辺境の地から始まった。上巻は、小さな領土の集まりであったプロイセンが、ヨーロッパの大国になるまでを描く。
神聖ローマ帝国の端で誕生し、三十年戦争、大選帝侯時代、ルター派とカルヴァン派、フリードリヒ大王時代、絶対主義的統治の限界、啓蒙主義の開花、対ナポレオン戦争の敗北、官僚による改革など、プロイセンがその姿をとる過程が明らかにされる。
膨大な一次資料に基づき、多数の人物、様々な事件、対立する勢力、制度の変遷が複雑に絡む長大な歴史を、生き生きと手際よく語るのは、クラークの真骨頂と言えるだろう。ドイツ史、プロイセン史、そしてヨーロッパ史を知ろうとするさいの必読書。[全2巻]
目次
謝辞
序論
第一章 ブランデンブルクのホーエンツォレルン家
第二章 荒廃
第三章 ドイツのなかの異常光
第四章 王位の威厳
第五章 プロテスタント諸派
第六章 地域権力
第七章 覇権争い
第八章 敢えて賢こかれ!
第九章 ヒュブリスとネメシス――1789-1806年
第十章 役人が創った国

原註
図版一覧
著者略歴(クリストファー・クラーク)
(Christopher Clark)
1960年オーストラリア生まれ。ケンブリッジ大学教授。著書に『夢遊病者たち』(小原淳訳、みすず書房、2017)、『時間と権力』(小原淳・齋藤敬之・前川陽祐訳、みすず書房、2021)、Revolutionary Spring: Fighting for a New World 1848-1849, London: Penguin, 2023などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
著者略歴(小原淳)
(おばら・じゅん)
1975年生まれ。ドイツ近現代史専攻。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻。早稲田大学文学学術院教授。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011)、訳書にCh・クラーク『夢遊病者たち』(みすず書房、2017)、『時間と権力』(共訳、みすず書房、2021)、R・ゲルヴァルト『敗北者たち』(みすず書房、2019)、『史上最大の革命』(共訳、みすず書房、2020)、J・スタインバーグ『ビスマルク』(白水社、2013)、J・スパーパー『マルクス』(白水社、2015)、R・エヴァンズ『力の追求』(共訳、白水社、2018)などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
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