Amazonで予約する
|
タイトル |
アジェのパリ 新装版 |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | 大島洋 [著・文・その他]
|
出版社 |
みすず書房 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
3600円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
240p
|
Cコード |
1072 |
発売予定日 |
2025-03-19 |
ジャンル |
教養/単行本/写真・工芸 |
ISBN |
9784622097792 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
ウジェーヌ・アジェが写真を撮っていた時から、百年が過ぎている。アジェの撮影した厖大なパリの写真は、「失われゆく都市への哀惜」というような語られ方をされることが多い。しかし、実のところはどうなのだろう。ここに一人の写真家が決然と、アジェの写真の中へ入って行く。 写真集『ATGET PARIS』を地図のかわりに、パリの小路に滑り込み、郊外との接点を歩き回る。アジェの用いたレンズに近い広角レンズで、ときにはアジェと同じ位置に立って写真を撮る。そこから生まれるアジェの姿は、ずいぶん生々しい。 綿密な計画にもとづいてパリの街区を丹念に撮影していったアジェ。「その一方、写真を撮るということは、結局のところ写真家の直観と直感であり、待ちを歩きながら、カメラの中に写し出される風景を見つめながら、テンションが高まってゆくノリのようなものである。アジェにしたところで、もの静かな男で、どれほど感情を抑えて撮っているように見えたとしても、まなざしの力に優れ、直観力に優れ、そしてこの言葉にはなりにくい、ノリがよかったからこそ、それらの写真はあるのだと思う。」 パリの路上で、そして東京で、足と目と頭をフルに動かして書き上げられた、斬新なアジェ論にして、写真論、都市論の名著。
|
目次 |
パリ 1 東京 1 パリ 2 パリ 3 東京 2 パリ 4 東京 3 パリ 5
あとがき 掲載写真一覧 |
著者略歴(大島洋) |
(おおしま・ひろし) 1944年生まれ。写真家。写真集・著書『幸運の町』(1987、写真公園林)『写真幻論』(1989、晶文社)『ハラルの幻――ランボーを追ってアデンまで』(1992、洋泉社)『アジェのパリ』(1998、みすず書房)、編著『写真家の時代』(1993-、洋泉社)『世界の写真家101』(1997、新書館)『写真に帰れ・伊奈信男写真論集』(2005、平凡社)『灘渡る古層の響き』(2011、みずのわ出版)ほか。写真展「三閉伊」「ナダール・テレビジョン」「ブッフェンヴァルトの樹」「千の国、千の顔――エチオピア」「そして三閉伊」など。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 |