『世代と人口』の詳細情報

世代と人口
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タイトル 世代と人口
サブタイトル
著者 [著者区分]■金子 勇 [著・文・その他]
■吉原 直樹 [著・文・その他]
出版社 ミネルヴァ書房 レーベル シリーズ・現代社会学の継承と発展
本体価格
(予定)
3500円 シリーズ
ページ数 314p Cコード 3336
発売予定日 2024-06-13 ジャンル 専門/全書・双書/社会
ISBN 9784623096756 判型 A5
内容紹介
人は生を受けた瞬間から人口という大河のなかで、特定の世代に属し、隣接する前後60年の幅を持つ世代と相互に交流しながら、独自のライフコースを歩んでいく。本書では「世代」概念を大幅に拡張して、生と性、家族、コミュニティ、時代認識にまで応用し、「人口変容」や福祉コミュニティなどの最新の研究を展開する。さらに実践的研究を指向して、「世代会計」を軸とした時代が抱える社会問題を解明し、処方箋の提示も試みた。
目次
はしがき

第1章 「世代と人口」からの時代認識──現代社会学の飛躍をめざして(金子 勇)
 1 ローバル時代の見取り図
 2 「人口変容社会」の「世代会計」
 3 婚外子率と合計特殊出生率と消費税率の国際比較
 4 「少子化」の因果推論の科学
 5 「脱炭素」をめぐる「世代間」の想像力の問題
 6 「世代会計」からみた「再エネ」問題
 7 将来世代への積極的配慮

第2章 セクシュアリティーズの社会学の根本問題──言説と実態の同時探求(赤川 学)
 1 Sociology of Sexualities
 2 セクシュアリティの歴史化・言説化
 3 性行動とその実態の変容
 4 セックスとオナニーの関係に関する質的統合法による分析
 5 二一世紀のセクシュアリティーズの社会学に向けて

第3章 エイジングとコミュニティ社会学──実践的理論の継承と展開(松宮 朝)
 1 エイジングをめぐる課題と社会学の役割
 2 エイジングとコミュニティ
 3 高齢者の孤独・孤立とコミュニティ実践
 4 高齢者による農の活動と共同性の創出
 5 高齢者の生活を支える地域コミュニティ支援
 6 エイジングのコミュニティ社会学に向けて

第4章 福祉コミュニティ創生へのシカゴ学派の生態学観の活用可能性──ソーシャルワーク実践および教育に向けて(西川知亨)
 1 シカゴ学派からの世代・人口論
 2 シカゴ学派の各世代とその社会状況
 3 シカゴ学派の人口の理論──エコマップの「向こう側」を照射する人間生態学
 4 総合的社会認識と混合研究法──バージェスとフレイジアの方法論をめぐって
 5 生態学観をめぐる相互展開──リンド夫妻とワースの遺産の検討から
 6 CSWとその教育に向けて──地域診断と実践のために
  
第5章 家族社会学における「世代」の諸相──世代観でみる家族構造の変容、世代別生活時間でみる家族生活の実践(平井太規)
 1 家族と世代
 2 家族と家事時間
 3 家族と余暇時間
 4 家族の未来と家族社会学の展望

あとがき
人名・事項索引
著者略歴(金子 勇)
北海道大学名誉教授
著者略歴(吉原 直樹)
東北大学名誉教授
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