『評伝 橘 曙覧 ~名利を求めず心豊かに生きた市井の歌人 ~ 』の詳細情報

評伝 橘 曙覧
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タイトル 評伝 橘 曙覧
サブタイトル 名利を求めず心豊かに生きた市井の歌人
著者 [著者区分]角鹿 尚計 [著・文・その他]
出版社 ミネルヴァ書房 レーベル シリーズ・人と文化の探究
本体価格
(予定)
5500円 シリーズ
ページ数 332p Cコード 3323
発売予定日 2024-05-21 ジャンル 専門/全書・双書/伝記
ISBN 9784623096800 判型 A5
内容紹介
幕末福井の老舗の跡継ぎとして生まれるも、父母の情愛に恵まれず隠棲。上代の息吹を慕い、学問と歌作に明け暮れた。身分の別なく広く門人をとり、松平春嶽をはじめ多数の後援者にも恵まれた一方、中央の歌壇には交わらず生涯清貧のまま市井で活動した。現在も人々に愛される「生得のうたびと」の一生を描き、『志濃夫廼歌集』より一〇〇首、「独楽吟」五二首の註釈を収録した決定版。
目次
はしがき


 第Ⅰ部 橘曙覧の生涯

第一章 生誕と家系・家族
 1 出生と先祖
 2 名乗りについて
 3 家庭・親族・子孫
 4 信 仰

第二章 幼・少・青年期
 1 両親との死別
 2 青年期の学問
 3 結 婚

第三章 足羽山時代
 1 黄金舎
 2 俳句から和歌へ
 3 田中大秀と継体天皇大世系建碑

第四章 藁屋時代
 1 藁屋での曙覧
 2 松平春嶽の藁屋訪問
 3 歌会と指導

第五章 最期と没後
 1 最期と遺言
 2 没後の名誉と顕彰

第六章 橘曙覧の学問と文事
 1 国 学
 2 曙覧と漢文学
 3 曙覧の長歌
 4 曙覧の文集
 5 曙覧の採る古歌――「花廼沙久等」
 6 書と伝統
 7 曙覧の書簡――『橘曙覧書簡集』

第七章 曙覧の和歌作品と評価
 1 近世越前歌壇と曙覧
 2 曙覧の短歌――その評価
 3 『志濃夫廼舎歌集』から
 4 曙覧の詠物と歌風

第八章 曙覧をめぐる人々
 1 曙覧の対人観
 2 松平春嶽と曙覧
 3 大奥の女性
 4 曙覧の歌友・学友・支援者たち
 5 越前南部地域の友と門弟たち
 6 大安禅寺と曙覧
 7 曙覧と京都の歌人・文人たち
 8 その他の親交


 第Ⅱ部 橘曙覧の詠歌

訳註『志濃夫廼舎歌集』抄
訳註「独楽吟」(ひとりたのしめるうた)

 
参考文献
あとがき
橘曙覧略年譜
人名索引 
事項索引 
『志濃夫廼舎歌集』抄 初句索引 
「独楽吟」 二句索引
著者略歴(角鹿 尚計)
2024年5月現在
福井県立大学客員教授・祈の宮氣比神社宮司ほか。
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