『芥川龍之介 ~精神の自由を尊重するなり ~ 』の詳細情報

芥川龍之介
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タイトル 芥川龍之介
サブタイトル 精神の自由を尊重するなり
著者 [著者区分]高橋 龍夫 [著・文・その他]
出版社 ミネルヴァ書房 レーベル ミネルヴァ日本評伝選
本体価格
(予定)
3500円 シリーズ
ページ数 328p Cコード 0321
発売予定日 2024-06-04 ジャンル 一般/全書・双書/日本歴史
ISBN 9784623097265 判型 46
内容紹介
芥川龍之介(1892年から1927年)大正期の小説家。
江戸趣味の旧家と野性的で進取の気性の血を引き、自然美と芸術的完成度を探究。社会主義にも関心を寄せ、最先端の手法により批評精神を貫いた。世界に翻訳され、欧米モダニズム文学に比肩するその創作営為の軌跡を辿る。
目次
序 章 世界文学としての芥川龍之介

第一章 作家以前――世紀末芸術の落とし子
 1 生い立ち
 2 江戸の名残を留める生育地
 3 創作への萌芽
 4 東京府立第三中学校に進学
 5 社会主義運動への視点

第二章 芸術的醸成と創造への胎動
 1 第一高等学校へ進学
 2 芸術的醸成の季節
 3 新しい芸術運動の気運――ジャポニスムとの接点
 4 東京帝国大学(文科大学英吉利文学科)に入学
 5 失恋の傷手
 6 「羅生門」の誕生

第三章 作家デビュー――教師生活から職業作家へ
 1 第四次『新思潮』と夏目漱石
 2 初期作品の特徴
 3 横須賀海軍機関学校
 4 鎌倉在住時代
 5 結婚と創作三昧の日々

第四章 文壇の寵児へ
 1 多彩な創作とその意識
 2 作家としての自立
 3 充実した作家生活
 4 中国旅行前の動向

第五章 中国滞在と社会意識の深化
 1 大阪毎日新聞社特派員
 2 上海にて
 3 江南への旅
 4 憧れの北京へ
 5 中国滞在後の作風の深化
 6 澄江堂主人として
 7 時宜的な作風

第六章 モダニストとして――尖鋭なる表現意識
 1 時代の転換点
 2 社会的使命感を帯びた新たな作風へ
 3 多忙と心身の疲労
 4 教科書の編纂とその心労

第七章 「窮すれば通ず」――苦闘の日々
 1 大正から昭和へ
 2 創作へのエネルギー
 3 谷崎潤一郎との論争
 4 自殺への決意

参考文献
あとがき
芥川龍之介略年譜
人名・事項索引
著者略歴(高橋 龍夫)
2024年現在
香川大学教育学部,専修大学文学部,都留文科大学文学部などで日本近現代文学を担当。国際芥川龍之介学会ISAS会員。
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