Amazonで予約する
|
タイトル |
社会デザインをひらく |
サブタイトル |
|
著者 [著者区分] | ■中村 陽一 [監修] ■志塚 昌紀 [編集] ■川中 大輔 [編集] ■菅井 薫 [編集] ■川田 虎男 [編集]
|
出版社 |
ミネルヴァ書房 |
レーベル |
|
本体価格 (予定) |
3000円 |
シリーズ |
|
ページ数 |
282p
|
Cコード |
3036 |
発売予定日 |
2024-10-29 |
ジャンル |
専門/単行本/社会 |
ISBN |
9784623097852 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
社会デザインとは何なのか。本書では、日々思索を重ねてたどりついたその有りようがしたためられ、いっぽうでは実践のかたわら得られた教訓が語られる。わたしたちは多種多様な社会デザインの地平に立ちながらも、今後いかにして住みやすい社会をつくればいいのだろう。その重要なヒントをこの本からくみ取ってほしい。
|
目次 |
はじめに 特別寄稿 社会デザイン学の新しい展開に向けて(北山晴一)
第Ⅰ部 社会デザインの足場を組み立てる
第1章 社会デザイン研究の歩み――社会変革への意志(中村陽一) 1 はじめに――根底にある問題意識 2 「新しい市民活動」との出会い(80年代) 3 “NPO”というツールの発見(90年代) 4 NPOの「頭打ち」からソーシャルビジネスへ(00年代前半) 5 人びとの社会デザインの選択肢を増やす(00年代後半〜10年代) 6 おわりに――編集・実践・研究 おすすめブックリスト
第2章 社会デザイン研究の拡がり 1 社会的排除に抗うコミュニティ・デザイン――居場所とエンパワメント(川中大輔) 2 貧困層への金融支援――マイクロクレジットの現在(笠原清志) 3 国境を横断するジャーナリストのネットワーク化(野中章弘) 4 世田谷パブリックシアターにおける佐藤信の劇場づくり(高宮知数) 5 分からなさへの辛抱と省察を導く博物館の可能性(菅井 薫) 6 多文化共生社会と市民教育――社会意識と自己認識の脱植民地化に向けて(川中大輔)
第Ⅱ部 社会デザインの力を発揮する
第3章 社会デザイン実践による価値創造 1 現代的「コモンズ」としての okatte にしおぎ〔居場所とサードプレイス〕(竹之内祥子) 2 ワイナリーで見つけた社会的意義〔居場所とサードプレイス〕(竹内三幸) 3 アート鑑賞に対話を用いるオンライン授業の有効性〔アートと文化〕(中野未知子) 4 社会を創る市民教育の実践――東京都立千早高校の事例〔学びと教育〕(親泊寛昌) 5 ヤキイモタイムで地域の人と人との繋がりを編み直す〔ケアと福祉〕(川田虎男) 6 「安全・安心」の先に「自分らしさ」を求めて〔ケアと福祉〕(加藤木桜子)
第4章 社会デザイン実践による環境創造 1 「ネットカフェ難民」報道はなぜ政策決定に影響したか〔メディアとコミュニケーション〕(淺野麻由) 2 いまはない「何か」を伝え・共有するために〔メディアとコミュニケーション〕(星野 哲) 3 対面式コミュニケーションとオンラインコミュニケーション〔メディアとコミュニケーション〕(稲見陽子) 4 既存の枠組みから「私」を解放し,新たな地縁を結ぶ〔組織とネットワーク〕(宮本 諭) 5 なぜ私たちは組織を必要とし,組織に翻弄されるのか?〔組織とネットワーク〕(細川あつし) 6 CSRの再定義と企業の社会への適応〔企業と価値〕(山本 誠) 7 パンデミックという危機がもたらしたパラダイムシフト〔企業と価値〕(山崎宇充) 8 同性パートナーシップ制度実現における議会内の合意形成〔公共政策と制度設計〕(石坂わたる)
第Ⅲ部 社会デザインの未来を創造する
第5章 社会デザインへの試練と可能性 1 日本の貧困問題の現在地――30年の支援活動から見えてきた新たな貧困のカタチ(稲葉 剛) 2 介護はプロに,家族は愛を(石川治江) 3 4つの授業から学んだ4つの「関係性の編みなおし」(梅本龍夫)
第6章 社会デザインの学びの意義と実際 1 大学教育における社会デザイン教育の現状と課題(志塚昌紀・田中泰恵・新保友恵) 2 スポーツで共生社会を拓く,スペシャルオリンピックス(渡邊浩美) 3 社会デザインとNPOの広報(石井大輔) 4 大学生と大人が共に学ぶワークショップの実践(工藤紘生) 5 人とまちと医療の心地よい関係づくり(糟谷明範)
おわりに 刊行に寄せて 中村陽一先生と社会デザイン学(長有紀枝) 人名索引 事項索引 |
著者略歴(中村 陽一) |
2024年11月現在 立教大学名誉教授/東京大学大学院情報学環特任教授/青森中央学院大学経営法学部特任教授/社会デザイン学会会長。 |
著者略歴(志塚 昌紀) |
2024年11月現在 東京富士大学経営学部イベントプロデュース学科専任講師 |
著者略歴(川中 大輔) |
2024年11月現在 龍谷大学社会学部准教授 |
著者略歴(菅井 薫) |
2024年11月現在 大阪市立自然史博物館外来研究員 |
著者略歴(川田 虎男) |
2024年8月現在 埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉子ども学科准教授 |