『古典を今にめぐる物語』の詳細情報

古典を今にめぐる物語
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タイトル 古典を今にめぐる物語
サブタイトル
著者 [著者区分]泉 雅代 [著・文・その他]
出版社 明治書院 レーベル
本体価格
(予定)
1800円 シリーズ
ページ数 272p Cコード 3081
発売予定日 2024-10-10 ジャンル 専門/単行本/日本語
ISBN 9784625533235 判型 46
内容紹介
教科書の奥に引っ込んでいた古典作品の魂を大切にすくい上げて、現代の私たちのもとに蘇らせてみよう。老子・荘子からは〈生命〉について、平家物語・芭蕉・芥川・漱石を通して〈自我〉の変化について、和泉式部日記・更級日記・竹取物語・源氏物語からは〈ジェンダー 女〉の生き方について考え、「今」の問題に迫る!

竹取物語/源氏物語/和泉式部/更級日記/木曽の最期/芭蕉/山月記/芥川と漱石/老子/荘子
目次
Ⅰ 生命の章
 1 目に見えない大切なもの、「水」をめぐる物語―老子―
 2 生命の感受「つながる」と「分かる」をめぐる物語―荘子―
Ⅱ 自我の章
 1 『平家物語』木曽義仲の心の「つながり」をたどる物語―突進する自我―
 2 義仲を愛し、義仲の隣に眠る松尾芭蕉―俳諧に突き進む自我―
 3 義仲と芭蕉を愛した芥川龍之介と夏目漱石の物語―近代的自我と生存苦―
 4 『山月記』から考える虚構の時代 管理社会の我々の物語―自我の衰弱―
Ⅲ ジェンダー 女の章
 1 和泉式部―肉体が生む言葉、孤独な魂が織りなす歌―
 2 『更級日記』―謎、物語への憧れと「フツー」の日常の裂け目―
 3 『竹取物語』かぐや姫―拒絶する「性」と成長する「愛」―
 4 『源氏物語』最後のヒロイン浮舟―犯される「性」さすらう「生」―
著者略歴(泉 雅代)
1954年、東京都生まれ。東京都立西高等学校・お茶の水女子大学文教育学部国語国文学科卒業。国語教諭として、都立西高等学校、都立新宿高等学校などで教鞭を執る。明治書院にて教科書編集委員を務め、現在は都立西高等学校国語非常勤教員。
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