マルコ・ポーロが『東方見聞録(『世界の記述』)』に記録をのこしている地域や都市に焦点をあて、それぞれの地域の歴史的な料理書を紐解きながら、13世紀当時の料理や食文化について紹介する。モンゴル帝国の影響下で、東西の交流が活発になり始めたこの時代にどんな変化や伝播が起こっていたのか、地域ごとにどんな違いが見られたのかなど、マルコ・ポーロ一行と一緒に冒険をするような視点も楽しみながら、食という身近なテーマを通して当時の世界を垣間見る。 冒頭にカラーでレシピページを掲載。実際に歴史上の料理を再現してみることもでき、レシピと読み物で2度おいしい、知的好奇心をくすぐる1冊。
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