ヨーロッパとロシアの狭間で揺れながらも独自性を求め続け、成功と挫折を重ねてきたポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニアの為政者と民衆の歩みを考える。
--------------------------------------------- 〈目次〉
『山川セレクション ポーランド・バルト史』への序文
序 章 風土と人々 伊東孝之 ①地理と気候 ②農業と人の往来 ③住民、支配、交易
第一章 歴史の起源 伊東一郎 ①国家形成以前のスラヴ人とバルト人 ②分裂と集住
第二章 中世のポーランドとバルト諸国 井内敏夫 ①十~十三世紀のポーランド ②ポーランド王国からポーランド王国王冠へ ③十四世紀末までのバルト諸国 ④ポーランドとリトアニアの合同
第三章 貴族の共和国 小山哲 ①シュラフタ民主政の発展 ②岐路に立つ「共和国」 ③列強の狭間で
第四章 分割と蜂起の時代 早坂真理・白木太一 ①改革から没落へ ②再生をめざして ③ロマン主義の時代
第五章 近代民族の成立 早坂真理・安井教浩 ①有機的労働の時代 ②大衆運動の時代 索引/図版引用一覧
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