『世界恐慌とブロック経済 ~経済の第二次世界大戦前史 ~ 』の詳細情報
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タイトル |
世界恐慌とブロック経済 |
サブタイトル |
経済の第二次世界大戦前史 |
著者 [著者区分] | 石見 徹 [著・文・その他]
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出版社 |
山川出版社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
1600円 |
シリーズ |
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ページ数 |
144p
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Cコード |
0022 |
発売予定日 |
2024-09-03 |
ジャンル |
一般/単行本/外国歴史 |
ISBN |
9784634641129 |
判型 |
46 |
内容紹介 |
1929年に発生した世界恐慌は、安定しつつあった世界経済を奈落の底へ落とした。恐慌に対応するため各国が実施したのが「ブロック経済」であった。一体「ブロック経済」にはどのような効果があったのか、どのような結果をもたらしたのか。第二次世界大戦へつながる「ブロック経済」の実態を明らかにする。 本書は、まず「ブロック経済」の大きな理由となった世界恐慌の背景をみるために、国際金本位制に支えられた19世紀の自由主義的な世界経済が、第一次世界大戦を経てどのように変容し、大戦後はどのように再建が試みられたのかを解説する。そして、世界恐慌の要因、世界へと波及した過程を詳細に論じる。 その結果として現れた「ブロック経済」については、スターリング・ブロックや金ブロックなど、各「ブロック」がどのように形成され、展開したのか、その実態を丁寧に紹介する。ドイツや日本の「ブロック化」の動きについても取り上げ、「ブロック化」が戦争の原因だといえるのかについても検討する。 対立と分断が深まる今日の国際情勢を前に、改めて世界恐慌と「ブロック経済」を検証する。
--------------------------------------------- 〈目次〉 はしがき 第1章 第一次世界大戦を通じた変化 1 「自己調整的市場」の後退 2 中心国の移行 3 戦債・賠償問題 第2章 「正常化」と「相対的安定」 1 戦後インフレの終息 2 金本位制の再建 3 世界経済の「相対的安定」 第3章 恐慌の世界的波及 1 アメリカの大恐慌 2 ヨーロッパの銀行・通貨危機 3 多角的資金循環の瓦解 4 世界恐慌はなぜ起こったのか 第4章 「ブロック経済」 1 スターリング・ブロック 2 金ブロック 3 ナチスの広域経済圏 補論1 イタリア 補論2 ソ連 4 アメリカの通商政策 5 円ブロックと大東亜共栄圏 6 「三国通貨協定」から戦後構想へ 結語 経済の「ブロック化」から何を読み取るか 参考文献 あとがき
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目次 |
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著者略歴(石見 徹) |
東京大学名誉教授 1948年生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修了。 |