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タイトル |
イデオロギーと文化 |
サブタイトル |
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著者 [著者区分] | ■広瀬和雄 [編集] ■山中 章 [編集] ■吉川真司 [編集]
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出版社 |
雄山閣 |
レーベル |
講座 畿内の古代学 |
本体価格 (予定) |
7000円 |
シリーズ |
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ページ数 |
380p
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Cコード |
3021 |
発売予定日 |
2024-09-27 |
ジャンル |
専門/単行本/日本歴史 |
ISBN |
9784639029960 |
判型 |
A5 |
内容紹介 |
畿内の様相を古墳時代から古代にかけて、通観する初めてのシリーズ。 第Ⅴ巻では、政治的中心であった「畿内地域」がいつ、どのように文化的中心としての側面も獲得したのかについて、この地域の文化・イデオロギーの構成要素や、他地域との特徴の差などを問題意識として考察していく。
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目次 |
序論(吉川真司) 1神祇祭祀と畿内地域 /2仏教と畿内地域/3畿内地域の古代文化
第1章 祭祀 聖水祭祀(穂積裕昌) 1問題の所在 /2文献からさぐる「聖水意識 」/3聖水祭祀の成立/4聖水祭祀の定式化/5「導水施設」の位置づけ/まとめ 神祇祭祀と畿内(小倉慈司) はしがき/1研究史の回顧/2官幣と国幣/3八世紀の班幣・奉幣と畿内/4『延喜式』の畿内境界祭祀/5相嘗祭と畿内 /むすび 疫神と御霊(吉田一彦) はじめに/1鬼神としての疫神、疫鬼 /2日本における疫神、疫鬼/3出土した「蘇民将来之子孫也」のお札/4「冤魂」の「御霊」を慰撫する/むすび 二十二社制の形成 (久禮旦雄) 1二十二社制の特質/2二十二社制の成立―「追加」の過程を中心に―/ 3二十二社制の意義―「選抜」の論理を中心に―/おわりに―「選抜」の論理と古代国家の変容―
第2章 仏教 王宮と王都の仏教(本郷真紹) はじめに/1古代寺院の建立とその意義 /2僧尼の役割/3都城の建設と官大寺 /4僧尼の統制/5王宮と王都の変容/6国家法会の意義/おわりに 白鳳寺院・畿内の飛鳥(花谷 浩) はじめに/1飛鳥寺と豊浦寺の創建とその伽藍/2斑鳩寺(法隆寺)と四天王寺の創建/3百済大寺の創建/4七世紀後半の造寺活動/5瓦からみた入唐僧道昭の活動/おわりに 行基建立の四十九院と知識(近藤康司 はじめに/1四十九院の考古学的考察/2四十九院の性格/3四十九院と知識/ まとめ 畿内国分寺の諸相(梶原義実) はじめに/1河内国分寺/2山背国分寺/3考察/おわりに 平安京と山林寺院(上原真人) 1国境の山寺―比叡山延暦寺と石清水寺一/2平安京を中心とした真言宗寺院ネットワークの形成/3平安京を中心とした天台宗寺院のネットワーク 円宗寺結縁灌頂―院政期御願寺仏事の変転―(斎木涼子) はじめに/1円宗寺の位置づけ―法成寺と法勝寺の間―/2四灌頂前史―円宗寺結縁灌頂―/おわりに
第3章 畿内の文化 古墳時代生活様式の先進性(三好 玄) はじめに/1畿内の先進性のはじまり/2渡来文化の受容(1):食膳/3渡来文化の受容(2):居住/4渡来文化の受容(3): 衣服およびその他/5新文化の普及とその含意/おわりに 暦と漏刻(細井浩志) はじめに/1暦のはじまり/2漏刻と時刻の始まり/おわりに 仏像製作と畿内(根立研介) はじめに/1飛鳥時代の仏像製作の様相/2奈良時代の仏像製作の様相/3平安時代前期の仏像製作の様相/4摂関期における新たな性格を帯びた仏師 出現の問題/ 結 び コラム 飛鳥の石像(石橋茂登)/大仏開眼会と正倉院宝物(杉本一樹) |
著者略歴(広瀬和雄) |
広瀬和雄(ひろせ かずお) 1947年京都市生まれ 大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館勤務ののち、奈良女子大学大学院教授 現在、国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授 〈主な著書〉『前方後円墳国家』(角川選書、2003年、中公文庫、2017年)、『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)、『古墳時代を再考する』(同成社、2013年) |
著者略歴(山中 章) |
山中 章(やまなか あきら) 1948年京都市生まれ 現在、三重大学名誉教授 〈主な著書〉 『日本の古代遺跡28 京都Ⅱ』(共著、保育社、1992年)、『日本古代都城の研究』(柏書房、1997年)、『長岡京研究序説』(塙書房、2001年)、『平安京とその時代』(編著、思文閣出版、2009年) |
著者略歴(吉川真司) |
吉川真司(よしかわ しんじ) 1960年奈良県生まれ 京都大学助手、同助教授(准教授)を経て、現在、京都大学教授 〈主な著書〉『律令官僚制の研究』(塙書房、1998年)、『シリーズ日本古代史3 飛鳥の都』(岩波新書、2011年)、『天皇の歴史2 聖武天皇と仏都平城京』(講談社学術文庫、2018年)、『律令体制史研究』(岩波書店、2022年) |