『博物館学の原理 ~何のための博物館学 ~ 』の詳細情報

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タイトル 博物館学の原理
サブタイトル 何のための博物館学
著者 [著者区分]駒見和夫 [編集]
出版社 雄山閣 レーベル 体系・新博物館学
本体価格
(予定)
2600円 シリーズ
ページ数 210p Cコード 0030
発売予定日 2025-12-27 ジャンル 一般/単行本/社会科学総記
ISBN 9784639030973 判型 A5
内容紹介
博物館学について活発な議論を喚起し、継続的な対話の基盤となることを目指すシリーズ
『体系・新博物館学(全3巻)』刊行開始!
21世紀に入り博物館を取り巻く環境は劇的に変化している。「博物館学とは何か」という問いに対し、理論と実践を往還しながら、博物館の存在意義を根本から問い直す学問として博物館学を改めて捉え直すことを試みる。
以後続巻「Ⅱ 博物館学の機能・方法(26年9月予定)」「Ⅲ 博物館学と現代社会(27年12月予定)」
目次
『体系・新博物館学』(全3巻)の刊行にあたって(金山喜昭)/序(駒見和夫)
【問題提起】博物館学は必要なのか:博物館学はだれのものか - 学の意味への問いかけ(駒見和夫)
"【問い1】博物館学への眼差しは日本でどのように生まれ、何を見据えてきたか:博物館学の萌芽における
「文化的遺伝子」- 函館仮博物場から市立函館博物館への継承メカニズム(金山喜昭)/近代博物館学の階梯と棚橋博物館学(内川隆志)/郷土館の成立にみる博物館学-東京の郷土と都市博物館(田中裕二)"
【問い2】日本の博物館学は何をしてきたか:日博協、行政そして博物館学/実りある対話は成立したのか-「博物館の設置及び運営上望ましい基準」をめぐって(栗田秀法)/博物館は目的なのか、手段なのか(瀧端真理子)/コラム日本の動物園学と博物館学の共通課題-非営利経営という智恵の欠如(佐渡友陽一)
【問い3】日本の博物館学はどのような状況にあるか:日本の博物館学の現在地-グローバルな視点から問い返す(村田麻里子)/博物館学とメディア・テクノロジー-日英の比較を中心に(光岡寿郎)/コラムアメリカの美術館におけるドーセントの議論-DEAIと美術館教育の一断面(井上 瞳)
【問い4】日本の博物館学は何をしていくべきか:応用科学としての博物館学-博物館学の社会的意義を考える(浜田弘明)/ 「循環型博物館学」の提唱とその展望-社会に働きかける博物館を考える(小川義和)/博物館浴®・第五世代博物館論とその展望-博物館の新たな価値創造を考える(緒方 泉)/コラム「汎博物館論」の可能性(佐々木秀彦)
著者略歴(駒見和夫)
明治大学教授
1954年、東京都生まれ。
法政大学大学院人文科学研究科博士後期課程(満期退学)。博士(歴史学)。
野田市郷土博物館学芸員、副館長を経て、法政大学キャリアデザイン学部へ。
2008年4月からロンドン大学(University College London)客員研究員(翌年3月まで)。全日本博物館学会常任委員、公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団理事、公益財団法人茂木本家教育財団理事、東京都江戸東京博物館資料収蔵委員会委員、高知県立歴史民俗資料館資料収集方針・収蔵のあり方検討会委員など。
主要図書:『日本の博物館史』(慶友社、2001年)、『公立博物館をNPOに任せたら』(同成社、2012年)、『博物館と地方再生』(同成社、2017年)、『転換期の博物館経営』(編著)(同成社、2020年)、『博物館とコレクション管理』(編著)(雄山閣、2022年)、『博物館の収蔵庫問題と新たなコレクション管理』(編著)(雄山閣、2024年)など。
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