学徒出陣とは―プロローグ
兵役と学徒 制度的前提 在学徴集延期制度 陸海軍の対学徒策
縮小する「特権」 日中戦争期の学徒 「学生狩り」と「インテリ兵士」 一九三九年の兵役法改正 在学・修業年限短縮 対米英開戦前後
学徒出陣の先駆け 一九四三年夏の大量動員 大量動員の背景 始まった大量動員 志願、そして入隊
一斉入隊する学徒 徴集延期停止 発表された徴集延期停止 入隊までの二カ月 一斉入隊後の進路
絶望的な戦局のなかで 戦争末期の学徒出陣 「根こそぎ動員」へ 特攻と学徒兵
運命の受容 学徒兵の残した記録 学生時代 軍隊における学徒兵 転変する運命
どのように伝えられてきたのか 学徒出陣の戦後 遺稿の刊行 社会の変化のなかで
今、改めて学徒出陣を考える―エピローグ |