『後漢書 列伝[二]』の詳細情報

後漢書 列伝[二]
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タイトル 後漢書 列伝[二]
サブタイトル
著者 [著者区分]■范曄 [著・文・その他]
■李賢 [著・文・その他]
■渡邉 義浩 [翻訳]
出版社 早稲田大学出版部 レーベル 後漢書
本体価格
(予定)
1500円 シリーズ 早稲田文庫
ページ数 676p Cコード 3122
発売予定日 2024-12-09 ジャンル 専門/文庫/外国歴史
ISBN 9784657240118 判型 文庫(A6)
内容紹介
大好評「後漢書」シリーズ第6巻は、臣下の伝記を収めた「列伝」の2巻目。初代皇帝の光武帝から、2代・明帝、3代・章帝、4代・和帝までに仕えた、後漢初期の能臣たちの伝記を収める。
たとえば馬援。62歳のとき、武陵五溪蛮討伐の出陣を願い出て光武帝に制止されるも、それを振り切り馬に飛び乗る。その姿を見た光武帝が笑って曰く、「矍鑠(かくしゃく)としているな、この翁は」。元気な老人を形容する「矍鑠」の典拠になったという。さらには竇憲。和帝即位の翌年、南匈奴を率いて北匈奴を破ると、北匈奴が西進。その後裔が、やがてヨーロッパを脅かすフン族になったとされる。
中国大陸を縦横無尽に、壮大なスケールで活躍する英傑たちの物語。

【収録人物】
任光、李忠、万脩、邳彤、劉植、耿純、朱祐、景丹、王梁、杜茂、馬成、劉隆、傅俊、堅鐔、馬武、竇融、馬援、卓茂、魯恭、魏覇、劉寛、伏湛、侯覇、宋弘、蔡茂、馮勤、趙憙、牟融、韋彪、宣秉、張湛、王丹、王良、杜林、郭丹、呉良、承宮、鄭均、趙典、桓譚、馮衍、申屠剛、鮑永、郅惲、蘇竟、楊厚、郎顗、襄楷ほか。
目次
凡例
任李万邳劉耿列伝第十一
朱景王杜馬劉傅堅馬列伝第十二
竇融列伝第十三
馬援列伝第十四
卓魯魏劉列伝第十五
伏侯宋蔡馮趙牟韋列伝第十六
宣張二王杜郭呉承鄭趙列伝第十七
桓譚馮衍列伝第十八上
馮衍伝第十八下
申屠剛鮑永郅惲列伝第十九
蘇竟楊厚列伝第二十上
郎顗襄楷列伝第二十下
著者略歴(范曄)
はんよう:398~445年。劉宋の政治家・歴史家・文学者。後漢滅亡の約200年後に、諸家の資料を参考にし、『後漢書』を著す。
著者略歴(李賢)
りけん:655~684年。唐の政治家・歴史家。高宗と則天武后の第2子(章懐太子)。幼いころより学才にめぐまれ、『後漢書』の注を完成させる。
著者略歴(渡邉 義浩)
わたなべ よしひろ:1962年、東京都生まれ。文学博士。早稲田大学文学学術院教授。専攻は「古典中国」学。著訳書に『後漢国家の支配と儒教』(雄山閣出版)、『三国志よりみた邪馬台国』(汲古書院)、『全譯論語集解』(主編、同)、『全譯後漢書』(主編、同)、『儒教と中国――「二千年の正統思想」の起源』(講談社選書メチエ)、『「論語」――孔子の言葉はいかにつくられたか』(同)、『魏武注孫子』(講談社学術文庫)、『関羽――神になった「三国志」の英雄』(筑摩選書)、『漢帝国――400年の興亡』(中公新書)、『孫子――「兵法の真髄」を読む』(同)、『三国志辞典』(大修館書店)、『『韓非子』入門』(ミネルヴァ書房)、『論語集解――魏・何晏(集解)(上/下)』(早稲田文庫)、『後漢書 本紀[一]/本紀[二]/志[一]/志[二]/列伝[一]』(同)など多数。
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