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タイトル |
エキストリーム・センター |
| サブタイトル |
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| 著者 [著者区分] | ■酒井 隆史 [著・文・その他] ■山下 雄大 [著・文・その他]
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| 出版社 |
以文社 |
レーベル |
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本体価格 (予定) |
3200円 |
シリーズ |
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| ページ数 |
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Cコード |
0010 |
| 発売予定日 |
2025-09-16 |
ジャンル |
一般/単行本/哲学 |
| ISBN |
9784753103966 |
判型 |
A5 |
| 内容紹介 |
「中道がファシズムを準備する」
エキストリーム・センター(極中道)とは何か? なぜこの現象を問わなければならないか?
フランスで「エキストリーム・センター」という批判概念を編み出し、またたくまに世界に広めたピエール・セルナ(Pierre Serna)が直接寄稿。ほか、デヴィッド・グレーバーの「中道」論、アルベルト・トスカーノの「ファシズム」論など、選りすぐりの10本の論文を掲載。
現代政治・現代社会の激変を読み解くカギがここにある。
日本初の「エキセン」論集かつ決定版。
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| 目次 |
酒井隆史「「資本主義を語ろうとしないものは、ファシズムについても口をつぐまねばならない」──『エキストリーム・センター』序文
ピエール・セルナ(酒井隆史、山下雄大・訳)「21世紀の最初の四半期にあって極中道をいかに定義すべきか──あるいは現代政治を照らし出すフランス革命期のひとつの撞着語法の出現について」
三宅芳夫(聞き手=編集部)「極中道(エキストリーム・センター)とは何か」
山下雄大「自由なき自由主義、そして訪れるテルミドリアン・モーメント ──ピエール・セルナ『極中道あるいはフランスの毒(一七八九年 ─ 二〇一九年)』を読む」
佐々木夏子「メディアとマクロン──「ポップ・ファシズム」の覇権を支える無責任な人びと」
アルベルト・トスカーノ(酒井隆史・訳)「レイト・ファシズム」
菊地夏野(聞き手=編集部)「フェミニズムをめぐる困難と希望 ──「エキセン」現象から考える」
デヴィッド・グレーバー(小田巻郁哉・訳)「中道(センター)は自滅する──「EU離脱(ブレグジット)選挙」のケアと悪意
林凌「ヴィジョンなき〈未来〉──脱政治実践としてのパソナパビリオン」
渡辺一樹「コンポジションの政治──統治性と戦略をめぐる経験的考察」 |
| 著者略歴(酒井 隆史) |
酒井隆史(さかい たかし)
1965年生まれ.大阪公立大学教授.社会思想,都市史.
最新著書として『スネーク・ピープル──ジグザグデモ、あるいは戦術の系譜』(洛北出版,2025年).そのほか『自由論──現在性の系譜学(完全版)』(河出文庫2019年),『暴力の哲学』(河出文庫,2016年),『賢人と奴隷とバカ』(亜紀書房,2023年)など多数.訳書に,デヴィッド•グレーバー『負債論──貨幣と暴力の5000年』(監訳,以文社,2016年),『官僚制のユートピア──テクノロジー,構造的愚かさ,リベラリズムの鉄則』(以文社,2017年),『ブルシット・ジョブ──クソどうでもいい仕事の理論』(共訳,岩波書店,2020年),D・グレーバー+デヴィッド・ウェングロウ『万物の黎明──人類史を根本からくつがえす』(光文社,2023年),ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』(洛北出版,2021年),ピーター・フレイズ『四つの未来──ポスト資本主義〉を展望するための四類型』(以文社,2023年)ほか. |
| 著者略歴(山下 雄大) |
山下雄大(やました たけお)
1988年生まれ.中央大学ほか非常勤講師.政治哲学,政治思想史.
共著に『HAPAX III-1:革命』(月曜社,2025年),『グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む』(河出書房新社,2024年),『東アジアから見たフランス革命』(風間書房,2021年)など.共訳にミゲル・アバンスール『国家に抗するデモクラシー』(法政大学出版局,2019年). |